2018年1月23日火曜日

ブログ移転しました

bloggerが不調のため、ブログ移転しました。
新しいブログは、ココです。http://blog.livedoor.jp/zz720078/

最近変わったなあと思うこと

世の中の大きな流れの中で、昔はこんなことはなかったと思えることが時々目につきます。こういうことから本質を掴むことの出来る人が成功するんでしょうね。まあ成功してもそんなに意味のあることではありませんけど。そういえば養老孟子さんが、人は意味のあるものを追い求め、意味のないものは排除すると書いておられましたね。
新聞の訃報欄に「葬儀は済ませました」として広告しておられる方が目立つようになりました。あの欄を見て亡くなられたことを知り、葬儀に参列することもありますので済ませましたは少し違和感があります。
お寺へ相談に来られる方は圧倒的に女性が多かったのですが、最近は団塊世代の男性がチョクチョクお見えになります。古希を迎えそろそろ墓のことを考えておこうかということらしいです。つまり死ということを意識するようになったということです。これからはもっと増えて来るかも知れません。
来寺のきっかけは親類の葬儀で参ったことがあるとか、インターネットで浄土真宗を探したとか、納骨堂で検索したというようなことです。知ってもらうためには費用があまりかからないホームページが良いと思います。アクセスを伸ばしたり、深く知ってもらうためにはSNSも有効ですが、見る人が限られてきます。それよりホームページが上位に来るための仕掛けを考えたほうが良いでしょう。
県内の寺院でも新しくホームページを作られるところが増えてきました。きっかけは住職の代替わりです。身近な寺になるための努力が見受けられます。新しくお寺の新聞を作られているところもありました。若い僧侶が宗派を超えて頑張っておられます。一気に変わるという点では世襲制でないほうが良さそうです。
 

2018年1月22日月曜日

日本の仏教


普段読む仏教書は、釈尊、法然、親鸞など釈迦の仏教に関するものや、浄土仏教、浄土真宗に関するものが多いのです。他宗については体系的に学んだことはなかったので、この際天台宗、真言宗、曹洞宗、日蓮宗について少しかじって見ることにしました。

と言いますのも相談に来られる方の中には、他宗の方もありその宗派のことを何も知らないでは良くないと思ったからです。もちろん専門的に勉強するわけではありませんので、一般常識程度です。浄土真宗では門徒さんも含めて他宗のことを勉強する方はあまり見かけません。日本の仏教を大きく分けると、奈良仏教、密教系、浄土系、禅系、日蓮系となります。一番驚くのは一つの宗の中に派がたくさんあることです。唯一纏まっているのは曹洞宗ですが、そこにも総持寺と永平寺という二つの本山が存在しています。

成り立ちを見るとそこには時代背景が大きな要素を持っていたことがわかりますが、どこの宗も釈尊の仏教からは、かけ離れたものとなっています。それをどう取るかは各人の自由ですがそれを必要としている方がある限り否定することは出来ません。中身は共通の紙面編成もたくさんありますので、全部を読む必要はないと思います。一冊読めばある程度他宗のこともわかるように編集してあります。

2018年1月21日日曜日

ゾーンに入るとは?



                     日刊スポーツ写真ニュースより↑

全日本卓球選手権女子シングルス決勝を見ました。ともに17歳の伊藤美誠、平野美宇の顔合わせでした。福原愛ちゃんが解説者としてプレーを説明していましたが、考えられないようなスマッシュが決まると度々ゾーンに入っていますねと言っていました。
ゾーンに入るとは極限の集中力を保っている状態をいいます。野球選手がピッチャーの球が止まって見えるとか、ゴルフのパターで、カップまでの長いラインが見えたというようなことを言いますが、集中力が高まって通常ではあり得ないことが起こることを言います。
ただこの状態は一瞬であればトッププレーヤーでなくとも誰でも経験することがあります。事故などにあって体が飛ばされたりしたとき、スローモーションのように見えることがありますが、自分が意識して出来ることではありません。しかし一流のアスリートになると意識的にゾーンに入った状態を作り出すことが出来るといいます。
ゾーンに入った状態を作る方法はいろいろありますが、日常的に訓練しておくことが必要です。例えば対戦している相手を応援するというのはなかなか出来ないことですが、失敗しろと思うよりうまくいけと思うほうが自分の結果は良くなるという実験結果があります。ネガティブ思考よりポジティブ思考です。今回はゾーンに入るということをテレビの前で見せてもらった気がしました。
 

2018年1月20日土曜日

西原理恵子の生き方

漫画家で高須クリニックの院長を彼氏に持つ西原理恵子さんが彼氏を介護しないと言っています。一見なんて冷たいと思いがちですが、そこには西原さんが経験してきた壮絶な人生があります。
夫のアルコール依存症や家庭内暴力、離婚を経験しておられますが、愛情や道徳、モラルという言葉や気持ちに引きずられて、苦しい時期を長く経験してしまったと言っておられます。病気は愛情では治せないのに、自分が頑張ることで家族が破滅への道を歩むことになると警鐘を鳴らしておられます。
貧困や暴力も耐えるのではなく、逃げることが必要だとおっしゃっています。介護も頑張ろうとせず、割り切ってプロに任せることが大切だと言います。身近な人を施設に預けるのは、自分が努力していないためだと後ろめたくなることはありません。一番悪いのは、ぎりぎりまで頑張って共倒れすることです。ぎりぎりまで努力することが美徳のように思われがちですが、それは間違いだと言い切っておられます。
「女の子が生きていくときに、覚えておいてほしいこと」という本も書かれています。西原さんの人生が疑似体験できるかも知れません。

2018年1月19日金曜日

死は残された者の人生を変える

いつも寺子屋コンサートに来ていただいた女性の訃報が届きました。昨年のコンサートが終わった後の二次会で、彼女のお店に行きました。来年は105日に会おうねという固い約束を交わしていたのですが……。突然の死だったようです。

お店が我が家の犬の散歩コースにあたっていましたので、お店の外からですが、お客様が居てもいなくても同じ場所に座っておられるのをよく見てました。お気に入りの歌のグループがあって、私のところがそのグループをいつも呼んでいたので、その度に訪ねて来られました。

私のところが無料でコンサートをやっているのが、いたく気に入っていただいたようで、いつも食べきれないほどの差し入れを持ってきていただきました。今日お店に行くとお店に棺がありました。穏やかな顔をしておられました。

裏表がなく、はっきりとモノを言われる方でしたから、ファンが多かったのだと思います。今年のコンサートの打ち上げ二次会はうちを使って下さいと言われていました。お金は要りません、私の気持ちですと言われました。ご遺族の方が知らない話しがいっぱいあったと思います。手を合わせて帰りかけたらお孫さんが飛んで来られました。恐らくお祖母ちゃんの偉大さに気づかれたのだと思います。おそらく今日の出会いが彼を変えるでしょう。
 

2018年1月18日木曜日

防犯カメラの更新

この二日間ほど暖かい日が続きました。一月は寒い日が続いたので10度を超えると暖房なしでも苦にならないくらい暖かく感じます。やはり気温に慣れるということはあるようです。
10年近く使っていた防犯カメラですが、少し不安定になったので4台とも新機種に交換しました。主な目的は本堂の法事の進み具合のチェックとお寺の玄関への対応と駐車場の込み具合のチェックです。これは坊守の役目です。不具合があるとSOSが入りますので、この際買い替えました。
解像度が10倍になりくっきりはっきりわかるようになりました。転送速度が速いので動きも滑らかですし、広範囲に映るので台数を減らすことも出来そうです。さらに音声を聞くことも出来ますし双方向での会話も可能です。また、スマホにも対応していますので、外出先からも確認することが出来ます。この間の進化に驚いています。
無線LANを使うことが出来るのですが、安定性を考えて有線LANで組みました。趣味が高じてLANを組むことが出来ますので、工事代金は不要です。やっぱり電気屋になれば良かったですかね。

 

2018年1月17日水曜日

人生七十古来稀なり

阪神淡路大震災から今日で23年経ちます。もうそれだけ経ったのかと時の流れに戸惑いを隠せません。今夜月参りにお邪魔したとき、そこのお宅の奥さんが同い年だったので、「住職さん我々も古希を迎えましたねぇ」としみじみと言われました。

今年高校卒業50周年の同窓会が行われますが、古希は数え年の70歳のことですので、早生まれの人以外は、50周年イコール古希となります。杜甫が人生七十古来稀なりといったように、昔は稀だったようですが、現代では100歳以上も稀ではなくなったようです。阪神淡路大震災があった時は45歳でした。その時には古希を迎えることなど思いもしなかったのですが、こうして迎えてみると気持ちはその時とあまり変わらないようです。

ある説によると一生における心臓の鼓動数は一億回と決まっていて、それによって寿命が決まっていると言います。鼓動の早いものは寿命が早く来ます。人間の一億回は40代で訪れるそうで、それ以降はおまけの人生だそうです。おまけならおまけらしく、苦労なしで生きて行きたいものですね。
 

2018年1月16日火曜日

お一人様用樹木葬



 
今年3月に完成予定の樹木葬養源寺方式の基礎工事が終わりました。この樹木葬は、ご遺骨を地中に埋めるのではなく、墓碑の中にカプセルのような形で格納するものです。基本的にお一人様用の墓になります。様々な理由で一人用のお墓を求めておられる方がおられます。でも普通の墓のように費用はかけたくないし、樹木の下に撒くのではなく、お墓の形式をとりたいと希望される方のために考えました。中央には常緑樹の木斛(もっこく)を植える予定です。植え替えしたあとに寒い日が続くと根が凍ってしまい、根付かなくなる可能性があるので木を植えるのは3月に入ってからにします。
まだ募集はしていませんが、少しづつ口コミで広まればいいなと思っています。広大な土地での樹木葬もいいですが、街なかでのこのような樹木葬もあっていいのではないかと思っています。
 

2018年1月15日月曜日

葬儀・葬祭チャンネル

関東地方で葬祭業を営んでおられる佐藤葬祭の佐藤信顕さんがユーチューブで発信している動画のチャンネルです。私は500回を超す動画の半分くらいは見ていますし、動画を作る時間がない日に流されるライブ動画(2時間程度)もかなり見ています。

毎日更新されているので、発信され始めてから、もう2年近くになるのではないかと思います。通常の動画は5分程度ですが、きちんと編集されクレジットやコメントも画面に出ますので、編集には数時間かかると思います。毎日流すのは大変なことだと思いますが、その労力に敬意を表します。巷で流されている葬儀関連の情報があまりにも偏った内容であり、誤解されやすい説明も多いということで、一念発起されて作られたようです。内容は葬儀に関する一般的なことから専門的なことまで幅広いですし、真摯に勉強しておられる様子が伝わりますので、好感が持てます。浄土真宗に限って言えば若干間違っていることもありますが、概ね正しく理解しておられると思います。

基本的には相手の気持ちを害さないことを心掛け、お金儲けや宣伝が目的ではないので安心して聞けます。チャンネル登録者数が一万人を超えているのはすごいことです。仕事は忙しそうですが、こういうことが出来る環境にあるということですから、可能な限り続けていって欲しいと思います。
 

2018年1月14日日曜日

一人暮らしの心配ごと

一月も半分終わろうとしています。本当に早いですね。今日は百箇日のお勤めをしました。ご主人と二人で市内に居を構え暮らしておられました。お嬢さんが市内に住んでおられ、何かと面倒を見ておられましたが、昨年の秋お父さんが亡くなられ、お母さんが一人暮らしとなられました。同じ市内とはいえ、お嬢さんにも家庭がありますので毎日顔を見せるというわけには行きません。百箇日を機会に、お母さんをケアハウスの世話になることに決められたようです。お元気で自分で何でもされますが、やはり人の目があるところが安心のようです。今までの住居は整理されるそうです。お家にあった仏壇を持って来られました。お盆にあるお焚き上げの総供養までお寺で預かることにしました。新聞によると2040年には一人暮らしの世帯が全体の4割を占めるそうです。

私のところのご門徒さんでも、毎年のように何人か看取りなしの死を迎えられる方があります。残念ながらすべて不審死扱いとなりました。早くて翌日、長ければ数日後の発見ということでした。新聞が溜まったり、郵便物が溜まったりすることが手掛かりになることもあります。一人暮らしの場合は何かあっても外部からはわからないことが多いようです。これだけ科学技術が進歩しているのですから、体調異常があった場合には周りの人が察知できるような簡易システムが出来ないものでしょうか。 

2018年1月13日土曜日

ナマコに学ぶ

生物学者の本川達雄さんの、ナマコに学ぶという小論が、毎日新聞に載っていました。本川さんは、主にナマコを研究する傍ら、生物学の視点から社会問題や環境問題について論じられている方です。
ナマコの不思議さは、硬い殻に覆われているわけでもないのに、なぜ他の生き物に捕食されないのかというところにもあります。その理由は、栄養価が低いからということだそうですが、体の大部分が骨と皮でできているためです。食べたことのある人は、ナマコに骨があるのと驚くかも知れませんが、皮の中に極小の骨が何千万個も入っていると言います。コリコリという食感はそのためだったのですね。
また、体を柔らかくしたり硬くしたりするのに、筋肉を使わず、「キャッチ結合組織」という細胞組織を使うので、エネルギー消費量が筋肉の場合の100分の1で済むと言います。そのためナマコは海底の砂に含まれる僅かな有機物を食べるだけで生きられます。徹底的に省エネ化する事で、食べることにも困らず、食われもしない「ナマコ天国」を作り上げました。珍味と言って食する人間だけがナマコの天敵かも知れません。

2018年1月12日金曜日

録画しては見ずに消すことの繰り返し

録画機も大容量になったのであまり見ない番組まで録画するようになってしまいました。帯でとっているのは、朝ドラ、大河ドラマ、ソングス、映像落語、酒場放浪記くらいですが、そのほかにも単発で映画やドラマ、サッカーなどを録っていますので二、三か月もすると何を録画したのかも忘れてしまうくらいに増えてしまいます。

そして空きを増やすために何を消すか選びながら一定の空きを確保します。そしてまた新たな録画を始めることになります。ビデオで録画していた時代はこれを逃すともう見ることが出来ないかも知れないと思いながら録画していましたが、今の時代はお金さえ払えばほとんどの映像をネットで見ることが出来ます。あまり録画する意味がありません。

それなのになぜ録画するのだろうと考えてみました。結論は録画しておけば、いつでも見たい時に見ることが出来るという安心感を得るためだということに気がつきました。本当に見たいのならリアルタイムか、帰ってきたときに真っ先に見ます。一週間経って見ないものはすべて消しても問題ありません。いつか見ようは、二度と見ないということがわかりました。
 

2018年1月11日木曜日

町内の高齢化

今年も間もなく町内会の総会が開催されます。資料を作っていると年々住民が減っていることに気づきます。昨年も二人の方がお亡くなりになりました。二世代以上が一緒に住んで入いるお宅が28%で、残り72%は単身世帯か夫婦世帯です。高齢化率は70%を超えています。
今でもゴミ当番のやり繰りなど町内の活動に支障をきたしています。このまま進むと町内会さえ消滅してしまう危機にあります。
町内で近年なくなった活動には、婦人会活動やお日待ち、敬老会があります。高齢により参加できない人が増えたり、器具備品の更新が困難になったりして止めてきました。今残っているのは町内会の活動と自主防災会の活動だけとなりました。子供たちは都会で生活し、帰ってくるのは盆と正月だけです。親世代が亡くなれば誰も住む人がいない住宅だけが残ります。駐車場だけが増えてきましたが、市役所が移転すればそれも必要なくなります。郊外型住宅だけが発展してきましたがそれも限界が見えています。人生は若い時だけではありません。計画的に街づくりをしていかないと非効率な配置の街になってしまいます。もう一度職住接近型の街づくりをしていく必要があるのではないでしょうか。
 

2018年1月10日水曜日

ひとり去り、二人去り

朝、新聞の訃報欄を見て驚きました。40年以上の付き合いになる業者の方の名前が載っていました。田舎ならばこそ知ることが出来ました。鳥取では誰もが地元紙の訃報欄を利用することが出来ます。しかも葬儀の場所や時間まで書いてあります。都会では考えられないことらしいです。真っ先に見るのは新聞の訃報欄という方もあるようです。

私の二歳先輩でした。私はサラリーマン時代に、広告宣伝担当をしていたこともあり、屋外広告はすべてお願いしていました。偶然ですが行きつけの飲み屋でもよくお会いしましたし、彼の仕事場に出かけて行って無理難題を頼んだことも一度や二度ではありませんでした。退職してからもお寺の看板はすべてお願いしていました。墓地整理の公告も、錆びない・劣化しない・再利用出来るという条件を付けて数十本の立札を作ってもらいましたし、本堂正面の寺号看板、駐車場の案内看板、門徒会館の電飾看板など現在使用しているものもすべて彼にお願いしました。これからは誰に頼めばいいのだろうと途方に暮れています。
JC時代からの友人もたくさんおられます。友人代表の弔辞を聞き、昔を思い出しました。彼の内面を知ることが出来ました。家族の方は、当初身内だけで済まそうという気持ちだったようですが、普通の形の葬儀にされて良かったと思います。これだけの人が彼ときちんとお別れすることが出来ました。人の死は隠すものではないと思いました。合掌
 

2018年1月9日火曜日

お寺に必要なマーケットインの発想

脱サラ起業や定年退職後の起業が失敗するのは、自分のやりたい方法で商売をしようとするからだという指摘があります。市場用語でいえばプロダクトアウトの発想です。作り手側から売り方を考えるという手法です。それに対しマーケットインの発想は買い手や消費者の立場に立って商売を考えるという手法です。

お客様目線ということでマーケットインがもてはやされた時代もありましたが、現代はそれだけでは生き残って行けません。マーケットインは顕在化需要、プロダクトアウトは潜在化需要と定義することも出来ますが、いずれにしても需要を的確に判断しなくてはなりません。どうすれば的確に判断できるのでしょうか。

お寺に目を転じてみますと、お寺は全国で約75千あると言われており、コンビニより数多く存在しています。企業感覚でいうと多過ぎるのです。お寺も資本主義経済の影響を受けますので、需要と供給のバランスが存在します。需要を見つけるか、需要を掘り起こすかで需要を生み出さなければなりませんが、その努力をしているお寺はあまり見当たりません。今のままでは、必要とされなくなってしまいます。

少なくともお寺側からの目線ではなく、檀家の目線でお寺を見ていくことから始めなければならないでしょう。そうすれば改善点が山のように出て来ると思います。そこから始めればまだ間に合うかも知れません。


2018年1月8日月曜日

感情労働


感情労働というのは、仕事をするうえで自分の感情をコントロールしながら遂行しなければならない労働のことで、接客などの仕事では常に求められるものです。現実問題としては、ほとんどの仕事が人を接して行われますので、誰にも求められますが、そのコントロールが仕事の成果に大きな影響を与えるものほど多く求められると言えます。

一例をあげれば、スナックのママさんなどは、愛想がいいか悪いかは集客力に大きな差が出ると思います。また、営業職もどちらかというと商品の価値より人の価値のほうが重要視されます。愛想を振りまくのに元手は要らないと言いますが、これは大きな間違いです。自分の感情を抑制して長時間過ごすということは、精神的に大きなストレスとなり、きちんと手当をしなければ、うつ病などのリスクが高くなります。

それを避けるためにどうすればいいかといいますと、ありのままの自分を曝すことの出来る時間や場所を持つということに尽きます。一人カラオケもいいですし、気の置けない仲間と語り合うのも良いでしょう。好きな音楽に浸るのもいいと思います。

感情労働をする人は、少なくともその日の精神的な疲れはその日のうちに解消することが大切です。疲れを溜めると回復するのに同じくらいの時間がかかりますので、溜めすぎると1日休んだくらいでは元に戻りません。

今までは感情労働というような考え方はなく、すべてをストレスという言い方でひとくくりにしていましたが、ストレスの種類に合った解消の仕方があることがわかってきました。

実はお寺の住職も感情労働者だと感じています。通夜や葬儀が終わったあとは、何もしたくないほどぐったりします。私の場合は、なるべく同じ作業を長時間せず、法話を考えた後は単純労働の椅子運びとか、コピーなど頭を使う場所が違うことに振り向けるようにしています。飽きっぽいという性格もプラスしているのかも知れませんね。
 
 

2018年1月7日日曜日

ドイツで進む電気化

日本は省エネの電化製品の普及とともにプラグインハイブリッドやEVなど電気を使った自動車の拡大とシフトしつつあります。地球温暖化防止や資源の枯渇防止のため進められている政策です。しかし欧米諸国のように目標期限を定めてガソリン車生産廃止とまでは行っていません。政策が中途半端なのです。 例えば暖房一つとっても費用対効果が高いということで暖房機能のついたエアコンでの暖房が増加してきました。いくら電気代が安いといってもその熱が逃げてしまう住宅に住んでいたのでは効果が上がりません。ドイツの例では省エネと並行して住宅の断熱を国の政策として進めてきましたので、保温効果の高い住宅が完成しています。結果として使用電力が少なくて済み、好循環を生み出していると言えます。 エアコン暖房が良いといっても実際はエネルギーの1/3しか使っておらず、残り2/3は発電所近くで捨てているのが現状です。ドイツではその効率を上げるためエネルギーを供給するときに、地域に船用のディーゼルエンジンを幾つか並べたコジェネレーションの施設を設け、そこでエンジンを回しながら、熱と電気の両方をとる仕組みを広げてきました。これによりオフィスでも普通の住宅でも、建物を使用する際、暖房需要を地域で調達することができるようになりました。その効率は100%に近いものです。 現在はどのような政策を進めているかと言いますと、余った電力をいかにして蓄えるかということに力を注いでいます。蓄電池はまだ高いため、水を分解してメタンを保存したり、お湯による蓄熱など開発が進んでいるようです。そうみると日本はかなり遅れていると思われます。住宅と車の一体化なども早く進めて欲しいものです。

2018年1月6日土曜日

お寺の広報活動

お寺の広報活動というと、お寺に広報活動なんて必要あるのと言われそうです。お寺は檀家に対してのみ活動の対象にしていると勘違いされている方がたくさんおられます。しかし葬儀や法事一つとっても、親類や知人が集まられるわけですから、他宗派の方も来られるわけで、その方たちに法話をすることは布教活動になります。 布教活動は広報活動の一種ですが、一番わかりやすい広報活動は掲示板です。掲示板にはお寺の行事が告知してあり、だれが参加してもいいようになっています。また、お寺の新聞を出しておられるところもありますし、ホームページやブログでお寺の情報を発信しているところも増えてきました。中にはSNSを使って情報発信しているお寺もあります。 最近はネット上でコマーシャルをしている寺院も見かけるようになりました。永代供養や墓地の情報を常時流しておられます。また墓地の区画分譲を新聞折り込みチラシで情報提供しておられるところもありました。これらはすべて鳥取市での広報活動の一端です。こうして見るとお寺も宗派を超えた取り組みの時代に入ったことを感じます。今年はこういう動きが一段と活発になるでしょうね。

2018年1月5日金曜日

オフィス2000からオフィス365へ

オフィス2000が発売されたのが1999年ですから、もう18年間使っていることになります。Win10にも入れて使っていましたが、打っても消えるという現象が発生してきましたので、そろそろ買い替えることにしました。安くあげるならオープンオフィスという手もあるのですが、互換性に問題がありますので、オフィス365を試すことにしました。ビジネスモデルですと1オーナーで5台のパソコンと5台のモバイルに導入できますので、高いとは思いません。とりあえず試用版で試すことにします。 OSが変わると使えなくなるソフトがある中で、オフィスは98、98Ⅱ、VISTA、2000、XP、7、10とすべてで使えました。優秀なソフトです。現在365に入っているワード2016、エクセル2016を使っていますが、驚くような機能の変化はなく2000が一つの完成形だったことを改めて感じています。 ネット上で探すと優秀な無料ソフトがたくさん出回っていますが、使い倒さないと良さはわかりません。外れに当たったら時間の無駄なので、有料でも信頼できるものを求めるようになりました。いくらでも時間があると思っていたころは、外れに当たっても勉強だと思っていましたが、時間の限りが見えてくるとそういうわけには行きません。ワード・エクセルとも慣れるのに時間が必要ですが、項目がどこに行ったか迷うようなバージョンアップは止めて欲しいものです。365を10年は使うつもりでやっていきたいと思います。

2018年1月4日木曜日

今年のガイナーレに期待します

昨年のガイナーレはJ3で最下位という成績でした。監督は昨年から元日本代表の森岡 隆三さんです。経済的にも地域的にも恵まれない鳥取という地になぜ来たのでしょうか。一番のハンディは大きな企業がないことと、人口が一番少ないこと、本拠地が鳥取市と米子市に分かれておりその間の移動に2時間かかるという不便さにあります。 普通であればオファーがあっても、やめておこうということになると思うのですが、なぜ引き受けたのか疑問です。昨年一年はサッカーどころではなかったと思います。ガイナーレはJ2に入りたての頃はJ1を目指せということでかなり盛り上がっていましたが、だんだん尻すぼみになり、ついに底に来てしまいました。 明日からは上を目指すしかないわけですが、今年はどんな戦い方をするのか注目しています。試合場に足を運ぶ人も減っていますし、お金も集まりにくくなっていると思います。いい選手も集まらなくなっていますが、そこから立て直すのが監督の腕の見せ所です。環境が整っているチームの監督はピッチ上のサッカーだけに集中すればいいわけですが、ガイナーレの監督は環境作りから手掛けなければなりません。どうやってチームの士気を高めるのか、第一戦から見どころがありそうです。

2018年1月3日水曜日

今年はどんな年になるのでしょう

仏教的に考えると結果には原因があります。つまり予測できないことが起こるのではなくて、今までの積み重ねが結果として起こるわけです。ですから現状を客観的に分析すれば未来予測も可能ということになります。 なぜ意外なことが起こるかというと、人には客観的な分析が出来ないからです。常に自分の目で見たことや自分の耳で聞いたことを真実と思い、その方向からしか物事を考えることが出来ないのです。全国高校サッカーで米子北がベスト8に進みました。意外な結果ではなく、今までの積み重ねが現れただけなのでしょう。 これから先心配なことがいくつかあります。北朝鮮の動向、アメリカの進む道、日本経済の先行きなども目を離せません。しかしこれらにも突発的なことは起こりません。起こるべくして起こるのです。第二次世界大戦に日本が参戦したのは、石油封鎖が大きな要因でした。北朝鮮への石油封鎖が完全に行われたなら、窮鼠猫をかむということも十分考えられます。そういうことにならないよう、逃げ道を作っておくことも重要なことです。

2018年1月2日火曜日

法事を勤めていただくためには

毎月とっている月刊住職1月号が届きました。まだ10ページほどしか読んでいませんが、子や孫まで法事をやりたくなる得策が載っていました。別に難しいことではありません。いわゆる年忌通知をどうやるかによって法事の勤め率が変わるというものです。どうすれば率がアップするのでしょう。 どこのお寺でも年忌通知はしていると思います。大きく分けると本堂に張り出しをする方法と個別に案内する方法の二種があります。結果で見ると個別案内が圧倒的に率がアップする方法です。 当山でも毎年11月ごろに個別にご案内いたします。この文面が重要です。単なる案内ではなく、法事の意義や故人とのつながりを記載することにより100%近い実施となるようです。ハガキではなく文書で案内するほうが良いようです。また、案内文書を切り取ることにより、法要カードになるような工夫をされているお寺もありました。要するに送るだけではなく、ご遺族にいかに意識していただくかが重要なポイントになります。私が忘れていた事でした。この月刊住職は取材力がすごいので信用できる本です。ここまで取材していただくと、情報提供された方もうれしいと思います。大いに見習うべきだと思います。。

2018年1月1日月曜日

年明け

2018年明けましておめでとうございます。年が明けたからと言って特別に変わったことがあるわけではありませんが、不思議なもので気持ちが新たになります。
今日は元旦会を勤めました。新年早々出にくいところを10名の方にお参りいただきました。ありがたいことです。人が聞いたらなんでお寺と思われるかもしれません。昔は神社もお寺も役割分担はありませんでした。ですから初詣もどちらでも良かったのです。それがいつの間にか初詣は神社、法事はお寺というようになってしまいました。
元旦会では、突然でしたが皆さんの今年の目標をお聞きしました。それぞれ考えておられるのだなぁと興味深く聞かせていただきました。
今年が皆さんにとって佳き年になりますよう努力をお願いするとともに、今年も足繁くお寺にお参りいただきますようお願い申し上げます。