2017年11月6日月曜日

性格はどう作られたか

今日は快晴でしたが、日陰では肌寒く感じられました。太陽のぬくもりがありがたく感じられる一日でもありました。
ユング、フロイトと並び称される心理学者にアドラーがいます。アドラーによりますと人の性格はその人のライフスタイルにそのまま出てくと言います。そのライフスタイルは、無意識のうちに幼いときにつくられたものだと云います。多くの動物は生後間もなく自分の足で立ち、自分の力で栄養を取りますが、人間は未成熟な状態で生まれますので、親の保護なしでは生きることが出来ません。
そのため親から見放されることを非常におそれます。親から見放されることは死と直結するからです。ある子どもは親の言うことを聞いていれば安心して暮らせることを知ります。また、ある子どもは自分の弱さを見せることで親の愛情を得ようとします。またある子どもは問題行動を起こすことで親を自分の方へ向かせようとします。
個別に見ていくとまったく違う行動のように見えるかも知れませんが、共通しているのは親の関心を引き寄せる行動であると云うことです。子どもなりに戦略を立てて行動しているわけです。そしてそのうちの成功した戦略だけが自分の意識のなかに残っていくわけです。失敗した戦略が使われることはなく、今後の人生では成功した戦略だけが繰り返し使われることになり、性格が出来上がっていくとアドラーは分析しています。
そのことがわかれば性格は変えることが可能です。自分ならこうするというところをあえて別の方法を試してみましょう。それを繰り返すことによって何が良いのかということがわかって来ると思います。さらに上を目指すライフスタイルを実践して見ませんか? 

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