2017年11月5日日曜日

仕事の選択

私はお寺に生まれ、また一人っ子だったので子供のころから漠然とお寺を継ぐものだという気持ちになっっていました。そういう意味では選択肢がたくさんあったわけではありません。大学を出て就職を決めるときも転勤のない地元企業で土日が休みということが条件でした。
友人の多くは県外に就職しましたが、中には東大を出て官僚になるか、大手企業に勤めるかで悩んでいる者もいました。また、地元企業の御曹司で、有無を言わさず跡取りになっていく者もいました。今になってわかるのは、学校の成績や学閥で将来が決まることはほとんどないと云うことです。大学を出るまではエリートコースを進んでも、社会に出てからはそううまく行かないことを見て来ました。社会に出てどんなことを経験して来たかが重要だと感じました。
お寺でなく一般家庭に生まれていれば、選択肢はいろいろあったのではないかと思いましたが、多くは親の影響を受けることがあり、親と同じ職業という人の多さにびっくりします。自分で仕事が選択できるのは、一定の人生経験を積んだ40歳以降のような気がしています。それから本当で自分の選択した仕事に就けると思います。
自分を振り返ると50歳で新しい仕事を経験しました。自分の意思で全く違う世界に飛び込みましたが、それが自分を大きく育てることにつながったと思います。現代は寿命が延びましたので、50歳からが勝負と考えてもいいと思います。自分のやりたいことを発見し、人生を大いにエンジョイしてください。

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