2017年11月16日木曜日

死にたいという相談

お坊さんが答えるhasunohaには、死にたいという相談が時々あります。過去に遡ると同じような相談もあり、過去の回答を見て欲しいと思うこともありますが、背景は人それぞれに違うのでどの相談にも真摯に対応する必要があります。
死にたいという気持ちに関わらず、人間の気持ちというのは絶えずゆれ動いています。あちらがいいかこちらがいいか迷うことはしょっちゅうで、はじめから最後まで同じ気持ちということはありません。少しの言葉で救われたり、より深く傷ついたりすることもあります。死にたいと云ってSNSに投稿する人も迷っていることには変わりありません。
死にたいという相談の背景には、死ぬほどつらいことがあるということですから、まずそれを聞いてあげることが大切です。修羅場をくぐった経験豊富な方が相談者であれば、その言葉で気が変わることもあると思います。
hasunohaの相談を見ると、死にたいというような緊急を要する事案には素早く多くの僧侶が回答しておられます。質問者の方がびっくりされるくらい回答数が多いのです。それで自分は一人ではないと思い生きる勇気を持った方もおられます。
死ぬほどつらい経験を乗り越えることで、同じような環境にある人を救うことが出来るかも知れません。人間に生まれる確率は、奇跡と言っていいくらいの確率です。学者によると三億円の宝くじが100万回連続で当たるくらいの確率だそうです。もう一度奇跡を信じて生きて見ましょう。
 

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