2017年11月14日火曜日

怒りとストレス

朝から日馬富士による暴力事件のニュースが飛び交いました。事件があったのは10月26日の鳥取巡業の前日の夜行われたモンゴル出身力士懇親会の席だったようです。こんなことで鳥取の名前が出るのは嫌ですね。貴ノ岩は鳥取城北高校の出身ですから、故郷に帰ったような気持ちだったかも知れません。城北高校の相撲部の監督は関取石浦の父親です。貴ノ岩以外にも逸ノ城や照ノ富士、石浦などが城北高校出身です。
まずこの事件を聞いてビール瓶で殴ったというのが驚きでした。ビール瓶は相当な破壊力がありますから凶器と同じだと思います。翌日の巡業場所では、元気な様子が映っていましたから、不可解です。病院に行ったのが約10日後というのもよくわかりません。
診断書は右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いなどとなっていたわけですから、さらに精密検査をする必要があるのではないかと思えます。いずれにしても横綱の暴力事件ということになれば、進退問題になることは避けられないと思います。
怒りは人間の持つ煩悩のなかでも三大煩悩に入るものです。訓練をすれば、怒りで前後の見境がつかなくなるのをある程度防ぐことは出来るのですが、これからは相撲でもメンタル面でのトレーニングが必要になるかも知れません。
怒りのコントロールが出来なければもっと重大な犯罪に結びつく可能性もあります。現代のようにストレス過剰な環境では、それを持ち越さず早めに解消しておくことが必要です。睡眠負債という言葉がクローズアップされましたが、ストレス負債ということもあるような気がします。溜め過ぎたストレスが今回のような形で爆発したのかも知れませんね。 

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