2017年10月31日火曜日

鳥取因幡組の仮決算を終えて

今年度より組の会計担当が変わりましたので、会計処理に慣れていただくために、上半期の仮決算を行ないました。このたびは現金なしですべて通帳でのやり取りにしています。通帳がそのまま現金出納帳になります。この場合注意しないといけないのは、手持ち現金がないことに安心してしまって、手入れを長期間しないことです。入出金とも時間が経つと証憑書類を探すのに時間がかかるということです。入出金があるたびになんのお金かということをチェックしておけば、あとがスムーズにいきます。
それともう一つのポイントは、必ず年度末までに未収未払を消しておくことです。小規模の団体では、貸借対照表を作らず、決算書(損益計算書)だけで済ませると思います。そのためには、未収未払をつくらないことです。決算の1週間前には未収未払がないか確認し、ある場合には決算までに精算しておくことが必要です。
そうすることにより予算との対比が簡単かつ明確になり、皆さんの理解を得ることが容易くなります。本決算をスムーズにするために上半期での仮決算をお勧めします。

2017年10月30日月曜日

ブラックボックス



伊藤詩織さんのノンフィクション「ブラックボックス」を読みました。許しがたいことですが、こういう男性がいることが情けない思いです。
この本を読み、そして前TBSワシントン支局長の山口氏がHanadaに書かれた手記を読んでみた結果、山口さんの方が圧倒的に分が悪いと感じました。伊藤詩織さんは、著書ブラックボックスの中で、自分に不利なこともありのまま書いているように思います。それに対し、山口さんは核心を突いた反論はなされていません。彼女のためにあえて言わないという表現もありますが、彼女から犯罪者と言われているのですから、無実だと思うなら徹底的に反論すべきだと思います。
そして伊藤詩織さんは、公の場で会見を開いているのですし、著書も出版されたのですから今更隠すこともないわけです。不起訴妥当という判決で無実が決まったと思うなら、同じように公の場で反論の会見をされては如何と思ってしまいます。ほとぼりが冷めるまで知らぬ存ぜぬを決め込むなら、それも一方法でしょうけどね。
人間ですから人を好きになったり、自分の思いのままにしたいという欲望が生まれるのは否定しませんが、もういい大人なんですから自分をコントロールすることは出来るはずです。それをしなかったのは傲慢さとしか言いようがないと思います。もし、ブラックボックスに書かれていることが事実でないなら、冤罪ですから徹底的に戦うことを勧めます。
 
 

2017年10月29日日曜日

騙される仕組み

今日は校区での合同防災研修会が開かれました。災害時の自助、共助の大切さを学んだところです。救助活動の65%は家族、30%は近所によるものだそうですから、いかに日常からの連携が重要かわかります。また、今日訓練した担架を使って4人で人を運ぶ場合、前後の端4か所をそれぞれが持つという風になりがちですが、実は前一人、後ろ一人が両手で持ち、あとの二人は左右に分かれて横の棒を持つというのが正解です。途中で誰か一人がずっこけても、担架に乗っている人が落ちない方法です。
私たちは日頃何かの物事を判断する場合に、手っ取り早く結論を出すために、今までの経験からそれぞれが持っている素朴概念というものを使います。何故かと云いますと、その判断を客観的に検証するという作業をやっていたのでは時間がかかりすぎて日常生活に支障をきたすからです。
おれおれ詐欺に始まる特殊詐欺は今でも後を絶ちません。常識があるなら騙されるはずはないと思われる事件もよく目にしますが、人間には自分の都合の良いように解釈するという認知バイアス(思考の偏り)が働くことがあります。つまり見えているはずなのに見えない、聞こえているはずなのに聞こえないということがあります。
そのため様々な情報の中で、自分の認識に叶う情報だけを取り入れ、不都合な情報は無視してしまうという傾向があります。何らかの理由により自分の思い込みが始まると、最後までその思い込みに引っ張られてしまうということです。
そこから脱皮するには、脳はもともと騙されやすく作られていると思うことです。時々は今の方向で間違いないかということを複数の意見をもとに判断して見ることも必要です。
 

2017年10月28日土曜日

水道水VSミネラルウォーター

暮らしのなかのニセ科学から一つ抜き出します。我が家の冷蔵庫にもミネラルウオーターは何本か入っていますが、その理由は水道水より体にいいだろうということです。つまり水道水(生水)を直接飲むのはよくないだろうという概念があります。また、ミネラルウォーターには、ミネラルという言葉がつくのだから体に必要な要素が、より多く入っているのだろうと思っていました。
水道水の水質は、水道法によって基準値が定められています。この基準はすべての水道水に適用され、かならず適合していなければなりません。
対してミネラルウォーターは食品衛生法で「清涼飲料水」に分類され、水道水に比べてチェック項目も少なく基準値も甘くなっています。水道水は毎日飲むもの、ミネラルウォーターはたまに飲むものという考え方に基づいています。
人体に有害なヒ素について云えば、水道水では1リットルに対して0.01ミリグラム以下でなければならないのに対し、ミネラルウォーターは0.05ミリグラムでOKとなっています。つまり水道水より5倍もゆるい基準で許されています。なおかつミネラルウォーターは水道水の1000倍の値段で売られています。水ひとつとっても、私たちの目や感覚をしっかりさせる必要があることを痛感します。
 

2017年10月27日金曜日

暮らしのなかのニセ科学



 
興味深い本を見つけました。正しい目を養うためには必要な本かも知れませんし、これもまた偽物かも知れません。話はスティーブ・ジョブズのすい臓がん治療の経過と絵門ゆう子さんの乳がん治療のいきさつから始まります。いずれも科学的根拠のない治療方法に頼って命を落としたことが批判的に書かれています。
ガンの標準治療を受けていれば助かった可能性があったということです。著者の左巻さんによりますと、様々な理由で科学的根拠のないがん治療を受ける人があるというところに、ニセ医学ニセ科学の悪意が感じられると云います。
病気・健康問題に的を絞ってニセ科学が語られていますが、科学的根拠がないものとして帯には、つぎのような例が載っています。ガン放置療法、免疫細胞療法、コーヒー浣腸、宿便、サプリメント(アガリクス・プロポリス・クロレラ・ウコン・グルコサミン・コンドロイチン・コラーゲン・DHA・コエンザイムQ10・シジミ・ローヤルゼリー・ブルーベリー・イソフラボン)セルライト、ホメオパシー、不食、血液サラサラ、経皮毒、足裏デトックス、水のクラスター、磁化水、アルカリイオン整水器、水素水、『水からの伝言』、マイナスイオン、トルマリン、ゲルマニュウム、プラズマクラスター、ナイノー、EM菌について効果なしと説かれています。
びっくりですが納得できるところも多々あります。人は何故効能を信じるのか?効かないとすれば、何故騙されるのかをじっくり語っています。続きは明日へ。
 

2017年10月26日木曜日

卒酒とは

最近卒酒という言葉を見ました。文字通りお酒を飲むことから卒業するという意味ですが、昔からあった言葉らしいです。ただ、一般的に使うのではなくアルコール中毒の人などがお酒を完全に断った時に使ったりするそうですが、最近は高齢に伴い親に酒をやめて欲しいときに使うこともあるそうです。
高齢になると酒に弱くなるのでしょうか?答えは弱くなるということです。これは高齢に伴い肝臓の機能が低下することによって、アルコールを分解する能力が弱くなることに起因するそうです。恒例になると体全体の機能が衰えますので納得できるところです。家族がお酒をやめて欲しいと思う理由は、酔っ払って転倒するのが心配だからだそうです。確かに最近は外で飲んだ時、店が2階だったりすると身の危険を感じることがあります。酒量はほどほどがよさそうです。
このこととは別に、オックスフォード大学とロンドン大学ユニバーシティーカレッジの最新研究によれば、週当たり1421単位のアルコールを摂取していた人は、記憶や空間認知をつかさどる脳の部位である海馬が萎縮する確率が、飲まない人の3倍も高かったといいます。1単位とはアルコール度数4%のビール換算で250mlですので、ミニ缶1本です。ですから週14単位とは、1日ロング缶1本ということになります。
研究チームが分析対象としたのは、健康でアルコール依存症でない男女550人の30年間にわたる追跡データです。最もリスクが大きかったのは週に30単位以上飲む人。1421単位の人も、あまり飲まない人や全く飲まない人と比べると海馬が萎縮する兆候はずっと多く見られたと言います。
個人差はあるでしょうが、1日350mlのレギュラー缶1本程度に抑えておいた方がよさそうですね。
 

2017年10月25日水曜日

外在時間と内在時間

交通手段がなくどこへ行くにも歩いていた時代と比べると移動に関する時間は、圧倒的に短くなりました。そんな昔でなくとも、移動スピードはどんどん進化して、時間軸で見ると余裕が出来ています。また炊事、洗濯、掃除などの家事や、仕事に関しても機器や道具の発達により、時短化が進み、時間的には自分に使える部分が増えていると思われます。
それにも関わらず現代人は何故か忙しい日々を送っています。空いた時間に更に多くのものを詰め込むからだと思いますが、その詰め込んだものは本当に必要なものでしょうか。
私たちが日常的に使っている時間を、外在時間と言います。時計で計れる時間のことです。はじめと終わりがあって、かかる時間を計りその速さを競います。つまり短い方がいいわけです。
一方内在時間とは、自分が感じる時間のことです。時計で計ることは出来ません。時計で計れば長い時間を、あっという間に過ぎてしまったと感じることがありますが、あれが内在時間です。この内在時間を長くすることが現代人には必要なことだと思います。街中で見かける若者の姿は、一様にスマホ画面を眺めています。そしてLINEを送ったあと返事がすぐ返って来ないと不安になると云います。これは内在時間の感じ方が短くなっていることを現しています。
内在時間の感じ方が短くなると、イライラしたり怒りっぽくなったり切れたりすると云われています。内在時間の感じ方を長くするには一見無駄と思える時間を過ごすことです。田舎に行ってあらゆる機械から体を遠ざけ、自然に囲まれて時間を忘れて過ごすことや、ご先祖の法事をして意味の分からないお経を聞く時間を持つことが内在時間を長くするのに有効と云われています。
合理的効率的経済的を追い求める世界から、真反対の世界へ身を置くことの大切さがわかる考え方だと思います。

2017年10月24日火曜日

芋ほり


 
 
 


今日は若草学園の園児たちと芋ほりを楽しんで来ました。恒例の行事で、私も10年くらい参加していると思います。ライオンズクラブのメンバーが6月に苗を植え、真夏に汗だくで除草し、秋に収穫します。収穫する時は、子供たちに引き抜きやすいように芋を掘り起こしておきます。掘り起こしすぎると芋ほりの大宜味がなくなり、掘り起こしが足りないとツルが途中で切れて芋の顔が見えません。台風一過のすがすがしい天気の中で出来ました。

次はこの芋を焼き芋にするイベントが待っています。約半年かけての行事です。準備から数えると大変な労力ですが、子供たちの笑顔で疲れが吹き飛びます。こどもの笑顔は、それだけの力を持っています。 

2017年10月23日月曜日

衆院選結果

開票後の選挙報道をほとんど見ていないので、的外れになるかも知れませんが感想を述べます。大方事前報道通りという感じです。ということは、事前報道によって投票行動が変わるということはあまりないと云うことになります。小選挙区制はオセロのような一面がありますので、白が一気に黒になったりする場合があります。民主党政権の時がそうでした。
一時は希望の党がオセロ並みに色を変えてしまうのではないかという感じでしたが、策を弄した形で一気にしぼみました。大衆の心をつかむというのは難しいものです。やらなくてもダメ、やりすぎてもダメと云うことでしょうか。一つ特徴的だったのは、公明党や共産党という組織化された政党は投票率が低くなれば有利に働くというジンクスが無くなったことです。いずれも現有議席を下回りました。要因の分析は必要ですが、組織の高齢化ということも言えるのではないでしょうか。組織の在り方を見直す時期に来ているのでしょう。
野党の立場で言えば、巨大与党に立ち向かうためには大同団結して立ち向かわなければ勝てるわけがないということです。それにしてはあまりに選挙期間が短すぎました。結果的には安倍総理の戦略が当たったということですね。

2017年10月22日日曜日

過重労働を作っているのは消費者?

仕事がいろいろあって金曜日にするつもりの郵送作業が土曜日になってしまいました。土曜の午前中に発送しようと郵便局に電話したのですが、お休みのようでした。営業日まで待つとすれば、取りに来てもらうのが、早くて月曜日の午前中になります。そうすれば着くのが水曜日という計算になります。迷いましたが別の業者に電話しました。2時間ほどで取りに来てくれました。多分月曜日には配達してもらえそうです。
結論として土日のサービスを要求したことになります。よくよく考えてみると、土日にサービスを要求することは、土日に働けということになるわけです。これが過重労働の発端かなと思い、少し反省しました。業者間の競争という仕組みに乗っかって、便利なサービスを次々に要求するわけです。業者も少々無理をしても顧客を獲得したいから応じる。さらに要求がエスカレートするという悪循環に陥っているわけです。
昔のことを言っても通用しませんが、少なくとも日曜日は休みだから月曜日まで我慢するということが当たり前に受容されていたと思います。命にかかわることは別として、そんな要求をすることはありませんでした。やはりこれはどこかで歯止めをかけないといけない事だと感じます。
目的が違うので同じように考えることは出来ませんが、イメージとしては各駅停車、急行、特急、新幹線、指定席、自由席のように料金を変えればいいのではないかと思います。
遅くてもいいと言ってもストックする場所が必要になりますし、順番を決めるのも作業が複雑になりそうですので、簡単にはいかないと思いますが、時間や効率に追われないというのは無理な話しでしょうか。

2017年10月21日土曜日

墓地の整備に思う


 

養源寺では平成24年に大規模な墓地整備事業を行いました。この時は20基以上の墓石を整理し、墓地に空き地をつくり木を植えました。墓石を解体して更地に戻すには結構な費用がかかります。石の柵がある大きな墓だと50万円は掛かります。棹だけの小さな墓でも10万円は覚悟しておいた方がよさそうです。長年お墓参りがなく連絡不能の場合は、費用をお寺が負担することになりますので、計画を立てて無理のないように実施しなければなりません。
このたび三基のお墓を整理しました。一つは関東の方ですし、一つは複数の墓をお持ちの方です。この二つに関しては祭祀継承者から委任状をもらってお寺の方が責任をもって更地に戻しました。ご遺骨は安穏堂の納骨壇に安置することになります。残る一基は、一年間にわたりお墓に整理する旨を公示したうえで、更地に戻しました。こちらも安穏堂の納骨壇に安置させていただきます。
当山では、近年お墓をつくられる方は少なくなりました。その理由は、住職がお墓をつくることを勧めていないからです。
統計上でも祭祀継承者が四代続くことは稀です。多くは50年後が見通せません。墓はお参りする人があって、初めて墓として機能します。誰もお参りする方がないということでは寂しすぎます。お寺の場合は住職が毎日のようにお墓を見ていますので、お参りの有無はわかりますし、お盆には、あまりに寂しいのでシャシャキを入れたりすることもあります。
市営の墓地もたくさんありますが、草ぼうぼうの墓地も見かけます。おそらく祭祀継承者に連絡がつかなくなっているのだと思いますが、最終的には市の負担で更地にしなければならなくなります。そこに新しい墓が出来るのであればいいのですが、これからの時代、墓は少なくなっていくでしょう。そうなると市の負担がどんどん重くなってきます。これはすべて税金です。せめて墓地を分譲する時にリサイクル料金として解体に必要な経費を事前にもらっておけばいいと思うのですが、そういうわけにはいかないのでしょうか。
 

2017年10月20日金曜日

超大型台風接近



超大型で強い台風が接近しています。2001年以降に発生した台風404個のうち、「超大型」にまで発達したのはわずか8個です。今回の台風21号は、異例の大きさにまで発達した台風である事が分かります。超大型とは、風速15m/s以上の半径が800km以上で、日本がほぼ覆い隠されるほどの大きさとなります。

南の海水は夏の暑さが抜けきっていないということで、さらに発達し非常に強い台風になりそうです。日本列島直撃ということになれば、家屋や農作物の被害が心配です。最近は夏の台風が多くなって、10月下旬の台風は珍しくなりましたが、もともと10月は台風シーズンです。
これが今年最後の台風になりそうですが、被害を最小限に抑えるためにもいまから準備を万端にし、出来るかぎり23日の外出は控えるようにしましょう。年休が残っている人は、思い切って休むことも考えましょう。22日は投票日ですが、台風の影響の少ない午前中に済ませるようにしたいものです。

2017年10月19日木曜日

当山の犬

今日は久しぶりにお寺の犬について書きます。当山の犬は里羅(リラ)といいます。10月7日で6歳になりました。昔、叔母が飼っていた犬の名前をもらいました。初代のリラは、叔母の家の近くで交通事故に遭い後ろ足がマヒして歩けなくなりました。近所に住んでいたカーディーラーの鈴木さんが、散歩が出来るようにと後ろ足を乗せる車イスを作って下さいました。リラは一時新聞や女性週刊誌にも載るほど有名になりました。私の家族とも大変仲良しでした。
二代目リラは生後2週間くらいの時に6匹の子犬の中から白い色を選んで、次女がもらってきました。いわゆるMIXです。それから6年たちました。生まれて半年くらいは全く鳴きませんでしたが、ある日突然太い声で鳴き始めました。遠吠えもします。自分のテリトリーは50メートル四方くらいあるようで、そこに知らない車や人が来ると吠えます。道路を隔てたお寺の駐車場し知らない車が入ってきても吠えます。
来訪の約束をしている時など、ピンポンを押す前に来られたことがわかります。でも不思議なことに法事や葬儀、研修会など大勢の方が見えるときは吠えません。最初は吠えてもお墓参りとわかると吠えなくなります。これがお寺の犬である証拠でしょうか?
ただ、何回来られても必ず吠える人がいます。一人は往診に来られる野の花診療所の徳永先生です。あと一人は毎日新聞の集金に来られる人。あと特定の郵便屋さんもそうです。なぜだかよくわかりませんが、きっと理由があると思います。
しつけに関しては「待て」がよく出来ます。お座りと伏せも出来るのですが、お手が出来ません。教え方にも問題があったのでしょう。子供と一緒で最初の育て方が大切だと思いました。
 


 
写真は誕生日ケーキを目の前にして「待て」の状態です。視線をケーキからずらして我慢している様子がわかります。

2017年10月18日水曜日

多様な介護施設

現在私の母は95歳です。先日転倒してわき腹を打ったため、一時的に病院の世話になっていますが、普段は週三日デイサービスにお世話になっています。そして私が県外に出張する時は、ショートステイにお世話になっています。叔母は今年6月に亡くなるまで、ケアハウスにお世話になっていました。介護施設といってもいろいろあり、かかりつけ医とか、普段見てもらっているケアマネさんとのラインが使えなくなる場合もありますので、少し勉強して見ました。
どんなものがあるのか列記して見ます。民間のものとして、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅、グループホームがあります。公的なものとしては、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、ケアハウス、養護老人ホームがあります。これだけあると何を基準に選べばいいのか迷いますが、次のフローチャートが役に立ちます。

 
これらを基準に、費用の問題や認知症があるかどうか、介護保険が使えるかどうか、医療施設があるかどうかや、自宅からの距離の問題などを考慮して決めることになるでしょう。それぞれに特徴がありますので、個々に詳しく見ていくことも必要です。

2017年10月17日火曜日

昼夜逆転の勤務は健康リスク増大か

睡眠負債が取り上げられることが多くなり、睡眠の大切さが改めて見直されています。考えてみますと健康であるためには、食事と運動と睡眠が大切であるという結論になりますが、昔から言われていることで、今更改めて言われなくてもと思います。人が生きていくうえで大切なことは、今も昔も変わらないということです。
人間には体内時計というものがあって、それが乱れると体調を崩すと言われています。そこで心配なのが深夜勤務のある病院などのシフト体制が体に与える影響です。京都府立医大の研究チームがマウスを使った実験で、長期間にわたって頻繁に昼夜が逆転して体内時計が乱されると、死亡率が高まる傾向にあることを明らかにしました。約24時間周期の体内時計が乱れると、睡眠障害など様々な病気のリスクが高まることが知られ、老齢マウスの実験で死亡率が上がることも分かっていますが、長期的な影響については不明でした。
八木田和弘教授らのチームは、明暗の切り替えのタイミングを変えて、明るい時間帯を7日ごとに8時間ずつ後ろにずらしていく「ゆるいシフト」と4日ごとに8時間ずつ前倒しする「きついシフト」の二つの環境下でマウスを育て、1年9カ月の長期間にわたり行動リズムの変化などを調べたそうです。 ゆるいシフトだと体内時計の乱れは軽微でしたが、きついシフトではマウスが変化に適応できず、活動や休息の行動リズムが昼夜と関係なく乱れたそうです。きついシフトでは34匹中9匹が死んだのに対し、ゆるい方は14匹中1匹だけで、死亡率はきつい方が4・26倍高いと推定されました。
人間でもシフト勤務の職場は多いですが、シフトの組み方によって体の負担や体内時計の乱れを減らせる可能性があるとしています。 

2017年10月16日月曜日

寺だより慶雲NO43発行しました

寺だより慶雲NO43号を発行しました。寺子屋コンサートの様子が載っています。

2017年10月15日日曜日

日本版GPSとは

最近ネットで日本版GPSみちびきについていろいろなことが書かれています。ガラパゴス衛星というのもその一つです。つまり日本でしか使えないということです。それは日本のほぼ真上をカバーする衛星だからです。それでもいろんなメリットがあるのです。
日本版GPSという名前ですが、本来GPSは米国固有のシステムです。一般に知られた最初の測位システムであり、全地球測位システムと名付けられたのでどこの国も同じシステムを使っていると誤解されているのです。
現在は米国以外に、ロシアのGLONASS(グロナス)、中国のBeiDou(ベイドゥ=北斗)、欧州のGalileo(ガリレオ)、インドのNavIC(ナビック、IRNSSとも)など各国が独自の衛星測位システムを運用しています。このたびの日本の準天頂衛星システムをみちびきというわけです。そしてこれらを総称する用語GNSS(グローバル・ナビゲーション・サテライト・システム)が使われるようになっています。
また、GNSSの衛星が行うのは、あくまで「測位信号を放送する」ことだけであり、それを地図上に表示したりするのは別のシステムとなります。自分の居場所を示す方法は、GPSだけでなくWifiや携帯電話基地などの情報もあります。GPSの電波が届かないところでも自分の位置が表示されるのは他の情報を読み取っている可能性が高いと言えます。
みちびきはカーナビが数センチの誤差で収まると言いますが、カーナビにそこまでの精度は必要ありません。それより大変なのは、アナログテレビからデジタルテレビに変わったように、受信するには専用のアンテナやチューナーのようなものが必要となることです。つまり今のままの機械では受信不可能というわけです。これが広まるにはもう少し時間がかかりそうですね。


2017年10月14日土曜日

お寺へ相談に来られるのは9割がた女性です

今週も6件の相談がありました。全部女性です。そして他のお寺の檀家の方です。自分の寺の住職には、とても相談できないと言われます。理由を聞くと、敷居が高くて尋ねる勇気が出ないとか、怒られそうな感じがすると言われます。お寺は怖い感じがするのでしょうか。そこを改善しないとお寺が身近なものになりません。
皆さんと個別にいろいろ話していると、お坊さんとこんなに話したのは初めてですとか、聞いてみるとどれも納得できる話で不安がなくなりましたと言われます。皆さんに共通しているのは、誰とも話をせず、お寺というものは漠然とお金がかかるところだ、よくわからない別世界の人たちが住んでいるところだと思っていらっしやるところです。
誰かが突破口を開き、相談してみたら難しくもなんともなかった。解決方法が見つかったと話したところ、じゃあ自分も行ってみようということになったようです。口コミの力だと思います。不安の多くはお金のことです。よくわからないけど葬儀やお布施は莫大なお金がかかると思っておられます。そしてそれは変えようのないことだと信じ込んでおられます。そのため、お寺に相談せず直葬された方もありました。
工夫すれば安く済ませることだって出来ますし、お寺もお金がない方から無理やり取ろうとすることはありません。葬儀やお布施の問題は、オープンにされることがなかったので、よくわからなかっただけなのです。現代は葬儀についても新聞折り込み広告が入っていますし、事前相談もありますので明確になりました。お布施も目安を示しているお寺もありますし、ネットでお布施を明示しているところもあります。一番いいのは、住職に皆さんはどうされているか聞くことです。お布施の目安は言えなくても過去の実績なら伝えることはできるのではないでしょうか。



2017年10月13日金曜日

お悩みLINE相談

子供たちのための電話相談というのは昔からあって大切な役割を果たしています。同じ相談ですが、中学生高校生がSNSを使ったコミュニケーションを頻繁に使っていることに注目し、長野県教育委員会はLINE社と協働してLINEを使った相談事業を展開しました。

LINEによる相談は、9月10~23日の2週間、実施されました。「ひとりで悩まないで@長野」のアカウントを開設し、県内の中高生など約12万人に案内し、期間中は午後5~9時に相談を受け付け、10人の態勢で対応したといいいます。結果的にアクセスが集中し、対応できたのは、1579件のアクセスに対し、全体の約3分の1となる547件だったそうです。

一方電話で寄せられた相談は、2016年度1年間で259件とLINEと比べるとかなり少ない件数です。LINE相談はパソコンを介して行われますので、ある程度の入力の速さが求められますが、返答に迷った場合に隣のカウンセラーと相談したり、マネジメントから助言を受けたりすることが出来ます。電話の場合は完全に一対一となりますが、そこがいい点でもあります。しかし電話の場合は、声の抑揚や速さ、息遣いなど感情の起伏を読み取ることが出来ますが、文字ではそこは伝わりません。この取り組みは全国でも初めてのことであり、利点や欠点など今後多くの課題が出てくると思われますが、相談員の育成が思うようにならないという大きな課題があります。
パソコンを使った相談では、お坊さんが答えるhasunohaというサイトがあります。若い人の人生相談もかなり多いですので、そういうノウハウを取り入れて行くことも必要になるかも知れません。相談件数の多さから見ると、これを取り入れない手はないと思います。SNS相談の特性を十分認識した全国での取り組みが望まれます。

2017年10月12日木曜日

お客さん目線ということ

最高気温が昨日と10度も違うという一日となりました。昨日までの半袖姿は長袖にベストという姿に
変わりました。選挙情勢を見ると希望の党の支持が一気に下がっています。人心を見誤るとこんなことになるという見本のようです。ただしこれは現段階での結果論です。何が人心を引き付けるのかということは誰にも分りません。大衆はどんなことに共鳴し、どんなことを嫌がるのかということを見極める必要がありますし、マスコミがどういう反応をするのかということも予測しなければなりません。また、日本人の特性として判官びいきということがあります。判官びいきとは源義経から来ています。簡単に言うと日本人はまじめに頑張っている姿が好きで、卑怯な手や傲慢なやり方を嫌悪します。そしてひたすら純粋に頑張っている方が不利な状態になった時に、大声援を送るのです。立憲民主党の支持が広まったのも、これと無縁ではないと思われます。

サラリーマン時代にホテル勤務を経験し、いくら有能であっても、上から目線では物事がうまく進まないことを経験しました。また、お客様の気持ちを理解するためには、実際に自分が客として利用して見ることが大切だということも学びました。机上でいくら分析しても通用しません。

政治も同じだと思います。国民の大多数を占める庶民の気持ちは、庶民と同じ生活をしなければわからないと思います。上から目線では支持は得られないわけです。いまのところ小池百合子さんは選挙にもリーダーシップがいると勘違いされたのではないでしょうか。
 

2017年10月11日水曜日

家族だけで見送る葬儀

寺子屋コンサートが終わって、後片付けを始めたとたんに電話が鳴りました。事前相談のあったご門徒さんの訃報でした。養源寺は病院や施設から直接ご遺体を受け入れていますので、コンサートの片付けは護持会の方々にお任せして、門徒会館での受け入れ準備に取り掛かりました。夜7時に臨終勤行をお勤めし、そのあと葬儀社の方を交えて通夜・葬儀の打ち合わせをしました。通夜は翌日の午後5時、葬儀は翌々日の午前11時開式と決まりました。18時を過ぎると布団のレンタルが出来ないので、この日はご自宅から布団を持って来られ、三人が泊まられました。

お寺で通夜葬儀を勤める場合は、臨終勤行、納棺勤行、帰敬式、通夜勤行、出棺勤行、葬場勤行、火屋勤行、還骨勤行の順にすべて勤めています。葬儀会館の場合はこうは行きません。お寺での通夜・葬儀の会場使用料は無料ですが、ご門徒さんだけしか利用出来ません。

通夜の日はもっと多くの方が泊まられたようです。門徒会館が一時的にご自宅のようになりますので、門徒会館から出棺します。行く先は60メートル先の本堂です。棺用台車に棺を載せて進行します。本堂での葬場勤行は厳かに営まれます。

お寺で通夜・葬儀を勤めるようになってご遺族ご親族との距離がずっと縮まりました。共有する時間が多くなり、お寺というものがよくわかっていただけたような気がします。

今回の葬儀ほど門徒会館を造っていて良かったと思うことはありませんでした。子供さんやお孫さんは県外組のほうが多かったので、家族十一人が集うことはそんなにないと思います。それを門徒会館の中で三日間味わうことが出来たと喜んでおられました。門徒会館はカギをお渡しする形を取っていますので、お互い気兼ねがありません。今回の経験がお寺を身近に感じていただく一歩になることは間違いないでしょう。
 

 

2017年10月10日火曜日

寺子屋コンサートの今後






 

お寺でやるコンサートも13回目を迎えましたが、自分ながらよく続いていると思います。今回初出演のHarucaさん、初めて聞く歌をたくさん聞かせていただきました。作詞作曲をされるのですね。その若さで素晴らしいです。ふるさと山形を離れて、鳥取の地で就職されるそうです。これからも応援させていただきます。
モモ&モモさんの坊さん臭いコンサートは、他では聞けません。先輩とは思えないほど若々しいです。若い時の苦難を乗り越えた味が染みわたります。
養源寺の寺子屋コンサートは、少しづつ進化して行ったと思います。そして今回が一番良いコンサートになったと思います。そういう気持ちでやることが大切だと思います。何事もやるときは全力投球。それが人の心に響くことにつながると思います。キャスト、スタッフ、お客様が満足感の残るコンサートにしたいと心がけています。
世の中には世代交代ということがあります。起業家から次の世代へということもありますし、政治の世代交代ということもあります。お寺の住職が次に渡すことも世代交代です。お寺は企業でいうとほとんどが零細です。実態は住職と坊守で成り立っているお寺が多いと思います。そのため住職のカラーがふんだんに出せます。
活性化してにぎやかなお寺になるのか、ほとんど活動しないお寺になるのかは、住職次第と言えます。いろんなイベントをやったり、地域の皆さんに寄っていただけるお寺にするのも一方法ですが、じっくりと教義を研究し、仏教を必要としている方に向けて法座中心のお寺にしていく方法もあります。どれが正解ということはありません。
養源寺も世代交代が来れば、中身は変わってくると思います。前住職と現住職の目指す方向も同じではなかったと思います。今の寺子屋コンサートが次も続くかどうかは分かりません。次の住職が考えればいいことです。吉田拓郎の歌にあるように、新しい船は新しい海に出ればいいと思います。

現住職は、今から来年のコンサートの構想を練ります。
 

2017年10月9日月曜日

寺子屋コンサートを開催しました


 
年に一度の大イベント「寺子屋コンサート」を開くことが出来ました。今年も3組の方に出場していただきました。詳細は明日にでも振り返りたいと思います。
この写真はコンサートが終わった直後に取った写真です。これだけのキャストと護持会のスタッフによって成り立っているコンサートです。心から感謝申し上げます。合掌
 

2017年10月7日土曜日

ステージ照明の難しさ


いよいよ明後日が寺子屋コンサートとなります。13回目ともなるとだんだん設備も充実してきて、音響以外に照明にも力を入れ始めています。今までは客席の後方からスポットライト(正確にはパーライト)にカラージェルで色をつけたりしてステージ上を照らしています。このやり方だとステージにいる人も赤くなったり青くなったりしますので、写真を撮った時に表情がよくわかりません。

出来れば人物は生明かりで本来の顔色を出し、バックはホリゾントライトで色を出せばきれいです。少し前までは並んだパーライトを床に置いてステージ最後部から後ろの壁を照らすということで、たくさんのカラーライトが必要でした。

今は3色LEDを組み込んだパーライトが安価でありますので、単体で色の変更もできますし、消費電力も少なく発熱しませんので扱いが大変便利になりました。また、球も長持ちしますので素人でも扱いやすくなりました。欠点はパターン化したプログラムが多すぎて、使いこなせないことです。多分にコンピュータの知識が必要となります。

本体にもプログラムが組んでありますので、自動で色の変化をつけることも可能ですし、音に連動して色を変化させることも可能です。

いろいろやってみましたが、マニュアルに書いてある通りにやっても、思い通りに動きません。明日のコンサートで使ってみたいと思いますが果たしてどうなるやら…。
 

2017年10月6日金曜日

お寺への相談事

当山は門前の掲示板に「相談できるお寺です」と書いています。たまにですが、掲示板にそう書いてあったのでということで相談に見えられる方があります。初対面ということで対応するのですが、話して行くうちに過去お会いしてるなと思われることがあります。お互い顔までは覚えていないのですが、事柄は覚えていて話した内容までよみがえることがあります。

いつも最後は鳥取は狭いですねという言葉で終わりますが、旧市内で言えば4万世帯ほどの地域ですから、辿れば必ず知り合いにぶつかります。そんな狭い地域ですが、相談に来られるのは、単身世帯か老夫婦だけの世帯です。共通しているのは自分たちの葬儀と遺骨をどうするかということです。子供さんがいなかったり、いても遠くに住んでいてあてにならないという場合が多いです。

お墓を求められる方は皆無で、散骨か樹木葬、納骨堂、永代供養墓などについて聞かれます。知識としてはテレビの影響が大きく、放映された内容についてさらに深く尋ねられることもあります。テレビは都会でのケースがほとんどですが、昨日の放送では墓じまいする場合のお寺さんへのお布施は、法事のお布施の2~3倍と言っていました。初めて聞きましたが、僧侶の知らない間にいろんなことがさも決まったことのように流れています。

批判も必要かも知れませんが、その時々にきちんとわかるように反論していくことも大切です。墓地は個人のものではなく、お寺から永代使用の権利をもらって墓を建てているのです。そのため永代使用料をお寺に収めていると思います。墓を整理する場合は、永代使用権をお寺に返すことが必要です。墓じまいのためのお布施とか、離檀料などは発生しないのが通常です。ただ今までお世話になった感謝の気持ちとしてお布施を収められるのは自由です。決まったものはありません。
是非ともネットの情報を頭から信じるのではなく、近しい僧侶に尋ねられることをお勧めします。


2017年10月5日木曜日

音声認識人工知能スピーカーの発売




人の音声を認識して対話が出来るロボットは少し前からありましたが、単体のAIスピーカーに話しかけるタイプは日本では初となります。明日発売されるのはグーグルのスピーカーですが、ほかにもLINE、アマゾン、ソニーなどが追随しそうです。

どういうことが出来るかというと、例えば「おやすみなさい」とスピーカーに声をかけると、家の防犯システムを作動させ、明日の予定を確認し、目覚まし時計をセットしたうえで消灯するというようなことです。家電と連動することによって、家電単体での操作が不要になるということです。

リモコンのついている家電はすぐにでもスピーカーから操作できそうですが、昔ながらの照明や手動式のものは無理だと思いますので、完全にAIスピーカーで操作するにはあと数年かかるでしょう。

それ以外にもスマホに取り入れてあるAI検索システムのように、明日の天気とか、ラーメンのうまい店を聞くと答えてくれますし、辞書機能もふんだんに入っているのでクイズ番組の正解を導き出すことも可能です。

そうなってくると一番心配なのはハッカーによるネット犯罪です。下手をすると自分の家に入れないというようなこともありますし、自分が自分であることを証明出来ないことも考えられます。コンピューターの進化はすさまじいものがありますが、ついていけない人をどう救済するかということも大きな課題です。

2017年10月4日水曜日

連研のための研究会

山陰教区主催で標記会議が開かれ、昨年に引き続き参加して来ました。連研の正式名称は、門徒推進員養成連続研修会というもので、門徒推進員をつくることが目的です。門徒推進員とは、門徒として住職の右腕になり、寺院の護持発展のため活動する方々のことを言い、連研修了後三泊四日の中央教修を受けることで誕生します。

現在山陰教区には20の組がありますが、生い立ちも寺院数も面積もバラバラで、同じ環境のところはありません。従って連研の習熟度も違います。しかしそれぞれに回を重ねることによって、改善を重ねより良い形になっていることが感じられます。

今回は連研中央講師の方が講義を受け持たれましたが、アイスブレイク、ファシリテーション、ロールプレイングなどの手法を取り入れた実践研修もありました。組でも創意工夫はしていますが、基本的な手法を学ぶ機会がありませんので、今回の研修は有意義だったと思います。
鳥取因幡組では、連研での話し合い法座を重視していますが、話し合いに僧侶が入ると話しにくくなるということで、今までは話し合いの輪に入ることを遠慮していました。しかしファシリテーターとしての力量を備えれば、輪に入って話しを高めることも可能ですので、今後機会を作ってファシリテーターとしての研修に力を入れていきたいと思います。

2017年10月3日火曜日

選挙前の政党は生き物

選挙前の勢力図が刻々と変わって行きます。テレビのワイドショーは、話題がいくつもあってうれしい悲鳴でしょう。最初の仕掛けは自民党で、次に動いたのが小池新党、そしてその波動で民進党が三つに分解しました。ここまでの動きはなかなか読めなかったですが、民主党が民進党になった時のいきさつや、都民ファーストの動きなどに注目している人は、タイミングは別としてある程度予想できたはずです。

思い起こして見ると社会党が分裂した時と類似しています。あの時は自民党の罠だったと思いましたが、今回はどうだったのでしょう。

今の流れで今回の選挙を見通しますと、単独過半数はどこも無理でしょう。多党間の連立内閣になるような気がします。憲法、消費税、原発、子育て、高齢者、貧困層、経済政策等について明確な違いが出されれば有権者も選択しやすいと思うのですが、今のままでは違いがよくわからない政党もあります。
10日までには、選挙公約が出そろい判断しやすくなると思うのですが、公約実行能力については、政権を取ってみなくてはわかりません。そのあたりが悩ましいところです。

2017年10月2日月曜日

軟式野球ボールの大改革

日本で生まれた軟式野球ですが、高校野球やプロ野球で使う「硬式ボール」ではなく、ゴム製の「軟式ボール」を使っています。日本人は海外から何かを取り入れるとき、様々な工夫をして独自のものを開発することがよくあります。軟式ボールは硬式ボールに比べて安価で安全ということから、中学生までは軟式野球一本です。その他軟式テニスも日本独自のものですし、ビールが高かったことから味を似させて生まれたホッピーも日本独自の飲み物です。

このたびの大改革は、子供の体形の変化に合わせことと、軟式から硬式に移行するときのギャップを少なくするために行われたようです。軟式ボールの誕生は昭和13年です。小学校の頃は柔らかいゴムのボールに親しみ、中学校で軟式ボールになじみ、高校で軟式野球部を経験しました。社会人になって野球同好会に入りユニホームも作りました。昔はサッカーチームもほとんどなく、野球オンリーでした。

今軟式で使われているボールより2グラム重くなります。大きさは変わりませんが、硬さが変わりバウンドが10%ほど少なくなります。また、表面の模様がハート型になり空気抵抗を抑える形になりましたので、飛距離が出るようになります。つまり低いバウンドで飛距離が出るのが大きな特徴です。

実際に使った中学生は、バウンドが低くなり姿勢を低くしないと取りにくいと言っています。重さのわずかな違いのように思いますが、肩やひじへの負担が重くなり、一試合を一人で投げぬくのは難しくなるといいます。今後軟式野球がどう変わるのか楽しみでもあります。
 

2017年10月1日日曜日

iPhone8Plusを手に入れました

iphone6 plusからiPhonePlusに機種変更しました。販売店では住所録、写真、ビデオしかバックアップしないということでしたので、購入したあと古い機種からバックアップをとり、新しい機種へ移行させました。iCloud経由とiTunes  経由の二つの方法がありますが、iCloudの無料版は5Gの容量制限がありますので、iTunes経由がおすすめです。まず最新のiTunesを手に入れる必要があります。

最初にいつも使っているパソコンで試しましたが、iTunesが最新でなかったためバックアップ出来ませんでした。WindowsパソコンでiTunesをアップデートしょうとしたんですが、Windows インストーラパッケージに関するエラーメッセージが出てアップデート出来ませんでした。もう一台のパソコンでも同じ結果でした。つい最近買った三台目のパソコンにはiTunesが入っていませんでしたので、アップデートではなく初インストールでした。これはうまくいきましたので何とかバックアップを取ることが出来ました。

この間約5時間かかりました。そしてiPhone 8に復元しました。ストアでiPhone8を購入するのにに3時間かかっていますので、バックアップと復元を入れると約8時間、その後もLINEfacebookやストレージなどを引き継いで使用するには手間がかかりました。

今回の作業を経て見て一筋縄では行かない機種変更に戸惑いを感じました。もっと簡単に引継ぎ出来る方法を考えないと、高齢者や初心者は使いこなすことが出来ないと思います。

一般的でないアプリを入れすぎているのかも知れませんが、日頃からバックアップしておく習慣を身に付けたいと思いました。
使用感については、しばらく使ってからアップします。