2017年9月8日金曜日

三横綱休場に思う

四横綱時代になって上位陣の星のつぶし合いが、緊張感のある相撲をよみがえらせてくれると期待していました。蓋を開ける前の時点で三横綱の休場が決まりました。四横綱が揃って一場所をやり切ったことは無いような気がします。

相撲の醍醐味は、重量ランク制でないところです。柔道にしてもレスリングにしても現代は重量によってランクを決めています。底流はアメリカのフェアという考え方だと思います。日本人の特性として、小よく大を制すとか、柔よく剛を制すという所に拍手喝采するということがあります。

西洋ではタイマンで勝負する時には条件を一緒にしてフェアな状態で決着することを好みます。

日本人は条件づくりより、弱いものに味方するということを大切にします。ですから体調が悪くても横綱という地位を得た人に関しては、厳しい見方をします。どちらが正解というこは言えませんが、相撲取りと世間一般の方を同じ土俵で論じること自体が無駄だと思います。

四横綱のうち三横綱が休場することは、可能性としてはありますが、現実問題として想定することは今までなかったと思います。そのあたりを大切にしながら、何を見せたいのかという議論をすることは重要なことだと思いました。
 

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