葬儀を勤めさせていただいている身ですから、そのまま受け止めなければならないのですが、うろたえてしまいます。このご住職には私の継職式と前住職の葬儀で法要を取り仕切る会奉行という大役を担っていただきました。彼の差配がなければうまくできなかった法要でした。
昔ながらのお寺の行事をを大切にしながら、その中に新しい風を吹き込んでいく活動をされていました。本堂に行きますと毎朝のお勤めで和讃の繰り読みをされている様子がうかがえました。普通は経本に載っている六首ばかりを読むのですが、本山並みに毎朝和讃を変えて読まれるのです。なかなか出来ることではありません。それから随分早くから本堂を使っての葬儀をしておられました。最近は寺院葬をされるところも少しづつ増えていますが、鳥取因幡組の中では一番早かったのではないでしょうか。私はこの年代のときは仕事オンリーで、お寺のことはほとんどやっていませんでした。彼が若いときから積み重ねて来たものは鳥取因幡組にとっても、大きなものがあります。それを継承しながら仏道を歩んで行きたいと思っています。
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