2017年7月20日木曜日

毎日新聞「死と向き合う」を読む



明日が見えますか第5部死と向き合うの4回目のテーマは「僧侶ネット派遣 急増」というものでした。大阪市にある浄土宗寺院のことが書かれています。檀家数70軒、葬儀と法要が年間約40件、月収は15万円に満たず、家賃4万円のマンションで新婚の妻と暮らす苦しい生活と書かれている。お寺は250年以上の歴史がある古刹。

5年前に複数の仲介業者から誘われて登録を決めたという。昨年の葬儀件数は150件、法要は数百件と急増。年収は一千万円を超え、念願の本堂改修も果たしたと言います。事情は檀家に説明し了解を得ていると言います。その代わり寺への寄付金は受け取らないそうです。なぜ受け取らないかは書かれていませんが、お寺と檀家という関係が無くなったような気がします。

お寺を途絶えさせないために、派遣僧侶として登録し要望に合わせてビジネスのように葬儀・法事をこなして行く姿が目に浮かぶようです。「てらくる」という運営会社の値段設定は、アマゾンの派遣僧侶の設定を大きく下回っており、半分にも達していません。それでも登録する僧侶がいるというのが現実です。この過当競争がどこまで続くのか先は見えませんが、大きく二分化して行くのではないかと思います。私のところは何処にも登録していませんし、登録しないで進む方法を考えたいと思います。今年中にはお墓の新しい形態を実現したいと思っています。

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