2017年7月18日火曜日

死と向き合うシリーズが始まりました

毎日新聞の「明日が見えますか」の第5弾、「死と向き合う」が始まりました。今回は第一面に無縁仏の状況を分析し、10年で倍の数にのぼっていることを紹介しています。無縁仏とは身寄りがないケースだけではなく、家族や親族が引き取りを拒んだ場合も含まれます。

引き取りを拒む理由としても様々なものがあり、一方的に非難することは出来ません。私のところにも遺族が病院からの引き取りを拒否され、医療機関の方が荼毘に付されたあと当山の納骨堂に安置された方もあります。一般的に引き取り手がない遺骨は、死亡地の自治体が火葬・埋葬すると法律で決められています。そういう状態にある遺骨は政令市で30人に1人の割合です。大阪市では9人に1人といいますが、全国では統計がとられていないところもあり、把握できていません。

2025年以降は、現在の年間死者数130万人が急激に増えることが予測されており、自治体任せだけでは解決できないと思われます。このような事態には寺院も解決にひと肌脱がなければならないと感じています。災害避難場所だけではなく自治体との連携が望まれます。
 

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