2017年7月11日火曜日

仲間の僧侶の葬儀

6日に急に浄土へと旅立った仲間の僧侶の葬儀を勤めました。参列者が多ければいいというのものではありませんが、入りきれないほどの方々でした。仲間であっても葬儀の場で初めて知ることがたくさんあります。彼は10年ほど前に大病を患ったのですが、その時から授かったいのちであると言って大切に生きようとしていました。
そして5年ほど前から自分のいのちについて真剣に勉強したいということで、大阪に仏教の勉強をしに行っていたようです。最初は一人でしたが、一人では家庭での話題につながらないということで、途中から奥さんも誘って勉強されていたようです。そのうち朋友の輪を広げようということで、講師を自坊に呼んでご門徒さんも巻き込んでの勉強会になって行ったということでした。そのご講師が通夜の法話で話されたことですので間違いないことです。
今思うと5月18日にうちのお寺に来られた時、話しをしている途中で何を話していたのか分からなくなる時があるとおっしゃっていました。つまり法話をしてる時に急に途中の記憶が無くなるということでした。いろいろな原因が考えられるのですが、一つに脳梗塞の疑いもあります。血管が細くなって脳に十分な血液が行かないことによって一時的に記憶障害や物忘れが起こるのです。でも今になってそんなことを考えても仕方ありません。彼が残したものを大切にして生きて行きたいと思います。



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