2017年6月3日土曜日

素人の趣味はどこまでも

銀行マンを務めあげた方の三回忌のお勤めをしました。子供さんがおられないご夫婦だったので、退職後はそれぞれが趣味に生き甲斐を持っておられたようです。クラシックを聴くことと歴史研究、プラモデル作りが趣味だったようで、一部屋はまだプラモデルの箱で埋まっているという事でした。残された奥様にとっては何の興味もないものらしいですが、ご主人のものであったということで捨てられないようです。

知人にコレクターの方が何名もおられますが、アマチュアといえども侮れない方がおられるのはびっくりします。木彫りの人形作家の方は三部屋を創作した人形の置き場にされています。レコードやCDを集めている方は多いと思いますが、2万枚とか3万枚という規模になると、家が傾くのではないかと心配になります。陶芸が趣味の方もありますが、工房専用の家まで手に入れてしまって本業はどうなるのだろうかと心配しています。

世間話をしている範囲であればわからないのですが、何かのきっかけで趣味を知ることがあります。自分の趣味のことになると皆さん饒舌です。聞いたことのない専門用語や苦労話が次から次に飛びだして尽きることを知りません。

趣味があるという事は良いことだと思います。そこから住む世界がどんどん広がって行きます。釣りバカ日誌の浜ちゃんではありませんが、趣味を通じて年齢や地位などを超えた人間関係が生まれます。健康に留意して趣味を続けることにしましょう。 

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