2017年6月22日木曜日

門徒会館での納棺・通夜

門徒会館で同じ町内のご門徒さんの納棺勤行・通夜勤行を勤めました。ご自宅や葬儀社の会館で納棺を行う場合は納棺勤行を省略することも多いのですが、門徒会館の場合は必ずお勤めします。今日は3時ごろにご遺体が運ばれ、清拭・メイクのあと納棺いたしました。夕方6時からは、通夜をお勤めしました。当初は家族葬ご希望で町内からの弔問もご辞退されそうな様子でした。ご家族がお寺においでになったとき、家族葬という名前の葬儀があるわけではないこと、昔からあったごく身内で行なう葬儀を、近年になり家族葬と呼ぶようになったこと、家族葬であっても弔問客は受け入れなければならないこと、町内には顔見知りの方もたくさんおられるので、町内には訃報を流すべきであることなどをお話しし、一般的な葬儀とすることになりました。
最近は誰にも知らせないような葬儀を望まれる方がありますが、年末の年賀欠礼のハガキで亡くなられたことを知ったという方もありますので、弔問客がいつまでも続くというようなことが発生します。葬儀というのは家族だけのためにあるわけではありません。家族と言えども故人の人間関係をすべて把握しているわけではありませんので、誰かのお別れの機会を奪うことにもなりかねません。出来れば昔ながらの普通の葬儀をされるのが良いかと思います。

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