2017年6月16日金曜日

2025年問題

2025年問題という言葉をご存知でしょうか?これは戦後のベビーブームに生まれた子供たちが後期高齢者になるときの問題をあげて作られた言葉です。私もベビーブームの中の団塊の世代に入ります。団塊の世代とは、1947(昭和22)年から1949(昭和24)年に生まれた人々を指します。この3年間で806万人のこともたちが生まれました。1年間に換算すると約270万人です。昨年の出生数が98万人であったことと比べると、異様な数字と言えます。

小学校のひとクラスが55人を超えていました。私の行っていた遷喬小学校は1,000人くらいの児童がいましたが、今は全校で100人くらいのものです。減り方もすさまじいものがあります。

2025年には、団塊の世代の全員が75歳以上となります。いわゆる後期高齢者です。後期高齢者になると前期高齢者と違い身体機能の衰えが顕著になり始めます。どういうことが起こるかと言いますと、認知症を患う高齢者の増加、介護を必要とする高齢者の増加、死亡者数の急激な増加などが起こり医療費財源の確保、介護従事者の人手不足などが深刻な問題となります。また、団塊の世代が都市部郊外に建てた一戸建て住宅が一斉に空き家になり始めます。これらの問題は、今手を打っておかないと大変なことになるのは目に見えています。仮想敵国が攻めて来る前に内部から崩壊するのは火を見るより明らかです。税金をどう使うべきか早く結論を出しましょう。
 

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