2017年6月11日日曜日

分かれ道

午前中、鳥取因幡組仏教婦人会連盟の総会に出て、午後からは当山で行なわれた鳥取西高卒業50周年記念同窓会の幹事会に出席しました。そして夜は四七日のお勤めをしました。仏婦の総会でも話しをしたのですが、これからのお寺は、江戸時代初期までさかのぼって、葬儀・法事をしないコミュニティスポットとしての道を探るか、それとも葬儀・法事に特化したお寺になるかの選択を迫られると思います。

葬儀・法事に特化したスタイルの見本を長野県松本市にある神宮寺に見ることが出来ます。葬儀に適応したホールも持っておられますし、食事・供花などもすべてお寺で手配できるという葬儀社に勝るとも劣らない仕組みを持っておられます。さらに葬儀社であれば、無料で葬儀をするということは考えらえませんが、資料を見るとお布施も含めゼロ円で葬儀をされている方が数人いらっしゃいます。これを見てもお金のためではないことが分かりますし、見れば見るほど心を込めた葬儀をなさっていることが分かります。

この心がお寺を支える人々を作っているのだと感じました。近々行われる龍谷大学での特別授業を聞くのが楽しみです。

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