それから賦課金という上納金を納める月でもあります。本山、山陰教区、鳥取因幡組の三か所に納めなければなりません。遅くとも七月中に納めることが前提になっていますので、五月の税金を含めるとかなりの出費となります。
本山や教区はこの賦課金で成り立っていますので、払わないというわけには行きません。支払いが七月を過ぎますと、例えば総代さんの交代手続きなど様々な手続きや、宗門における選挙権などの行使が支払うまで出来なくなります。お布施の減少など寺院経営の悪化などへの対応は仕組みとしてほとんどなく、自助努力に任されているのが現状です。
門徒数の減少など、今後急激な寺院環境の悪化が見込まれますので、賦課金の在り方だけでなく、末端の寺院と本山の関係の在り方、中間組織である教区の在り方、最小単位の組織である組の在り方などが議論されることになると思います。寺院レベルでの統廃合にとどまらず、組織の再編成などが俎上に上がるかも知れません。
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