2017年6月30日金曜日

いのちの長さ

時間は平等という考え方もありますが、人に与えられた時間は不平等だと思います。何故なら人生における時間は予測出来ず、人によって違うからです。平等なのは、誰にも人生の終わりがあるということです。人が犯す一番大きな間違いは、自分の時間は無限にあると勘違いすることだと思います。こうしてキーボードをたたいていても、今日の日記は書き終えることが出来ると思っています。でもそんな保証はどこにもないのです。

余命宣告された方の葬儀を勤めることがあります。ご家族の話しを聞くと余命宣告のあと非常に濃い人生を歩まれたことがわかります。本当は生まれるということは、その瞬間に余命宣告されたようなものなのです。でもそういう風に感じる人はいません。医師に余命宣告されると、たちまちそれが現実となり人生を大切に生きようと思います。

普段は死は自分には無関係なもの、日常からは遠ざけていたいものと思いがちです。皆さんも葬儀に参列されることがあると思います。その時は死について考えることもあるでしょう。しかし葬場を一歩出るとそんなことは忘れてしまします。

いつも死のことを考えることを推奨するわけではありませんが、心の根底には有限であることを覚えておいて欲しいのです。それを持っているだけで生き方が変わります。明日死ぬかも知れないと思うと、行動や考え方が変わります。ひょっとしたら、それが本当のあなたかも知れません。

 
 
 

2017年6月29日木曜日

殺人アリの天敵

強毒の「ヒアリ」が神戸港のコンテナヤードから見つかりました。ヒアリは南米原産の小型のありで、スズメバチと同じくらい強力な毒を持っています。国土交通省は全国の自治体に調査するよう求めました。アメリカでは、ヒアリの被害が年間8万人以上いると報告されており、100人以上がアレルギーショックにより死亡しています。

現在では、北米、フィリピン、中国、台湾、タイ、オーストラリアなどの環太平洋諸国に住み着いています。原産地では天敵がいたり、他の攻撃的なアリが生息していますので爆発的に増えることはないのですが、ライバルのいない土地に人間が運んでしまったから大増殖となったのです。

ヒアリの天敵はノミバエという蠅です。もともとアマゾンに生息する蠅です。ノミバエはヒアリが出すフェロモンを検知して巣を発見し、ヒアリの体に蠅の卵を寄生させます。そして幼虫がヒアリの体を利用して成長します。寄生されたヒアリはやがて死にます。この天敵はアメリカの一部の州で導入されているということです。


2017年6月28日水曜日

日本葬送文化学会

今日の毎日新聞に載っていたコラムに興味を惹かれました。まず、日本葬送文化学会があるということに驚きました。葬儀や火葬、お墓など葬送にかかわる歴史や文化、葬祭ビジネスなどを幅広く研究する団体だそうです。会員は、学者・研究者、学生だけでなく葬祭業や霊柩車製造・運行、葬具商社など葬送関連企業、火葬場、墓地、霊園、埋葬など幅広い産業分野の実務家や専門家で構成されています。毎月定例会を開催されているそうです。

コラムは、葬儀に足りない「説明と参加」というものですが、中にはこんなことが載っていました。例会での「祖先に霊的な力があると思うか」という質問に対し、あると答えた人の割合は、34ヵ国の中で日本は何番目であったかという話しが載っています。会場からは、「日本人って無宗教だから下の方?」「最下位かもね」などの声が上がったそうです。結果は63.0%で調査地域の中ではトップだったそうです。アメリカは24.9%で22位、ドイツは17.6%で30位だったそうです。

そして講演者の薄井秀夫さんは次のように言われました。「日本人の多くは霊魂の存在を信じています。だから葬儀の席では、亡くなったお父ちゃんはあの世で幸せに暮らしていると、お坊さんに言って欲しいんです。遺族も参列者も、そこで仏教の教えを聞こうとは思っていません」

心がけて行きたい言葉だと思います。

2017年6月27日火曜日

困窮するお寺

Yahooニュースでも困窮するお寺の話題が取り上げられるようになりました。昔は坊主丸儲けと言われていましたが、実態は違うということが分かって来たのでしょうか。今でも一部の寺院は潤っています。そして昔から多くの寺院は困窮でした。ただ困窮の寺院が表に出ることはありませんから、マスコミでは一部の裕福な寺院にスポットを当てていたのでしょう。困窮寺院をテレビで取り上げても面白くもなんともないですからね。 これによりますと寺院数は明治時代からほとんど変わっていないのに、僧侶の数は七倍に増えていると言います。これは高度経済成長時代にはお寺が潤っていたので、お寺も人件費を出せていたということなのでしょう。 高野山真言宗は過疎対策として次の四つを掲げています。1.兼務寺院を解消する2.僧侶育成に力を注ぐ3.寺院の活性化を進め寺を身近に感じてもらう4.寺院同士の連携のため情報センターを設置する しかし、この方針では抜本的な解消にはならないでしょう。都市部、地方部の違いはありますが、全体的に言えば日本の人口に対して寺院数が多過ぎます。寺院数を少なくする方向はこれからの主流になると思います。企業のM&Aと同じことが仏教界でも起こると思います。そして家長制度を基盤としていた檀家制度は完全に崩壊すると思います。家の墓を守る子供が近くにいないので、次世代には檀家という意識がありません。つまり跡継ぎがいるとしても関係性の構築はゼロからやって行かなければならない時代に入ったと思います。合掌


2017年6月26日月曜日

将棋の未来

藤井四段の28連勝があり、連日ニュースに取り上げられている将棋ですが、全体的には将棋人口が減少しています。 将棋界唯一の週刊新聞「週刊将棋」は2016年3月30日号(通巻1652号)をもって休刊していますし、かつては「将棋ジャーナル」「近代将棋」「将棋マガジン」など賑わいを見せていましたが休刊が相次ぎ、月刊誌の「将棋世界」「NHK将棋講座」を残すのみとなりました。

昭和30年代~40年代には、近所でも縁台将棋が毎日繰り広げられていました。小学校でも休憩時間に将棋をするのは当たり前で、列車を使った旅行では車内のあちこちで将棋が指されていました。営業でバス会社の運転手控室に通っていたことがありますが、次の運行までの待ち時間には将棋対戦は当たり前でした。昔は私も将棋をやっていましたので、横で見ているだけではなくつい口を出していました。昔はもっと多かったと思いますが、統計を取っている20年間で見ると、ピークの1,200万人から直近では500万人を切っているようです。

一人で行なうコンピュータ将棋もありますので趣味でやっている人はもっと多いかも知れませんが、将棋人口が減ると協賛企業がの減少につながり、プロ棋士の収入源につながります。トッププロにならなければ職業としては成り立たなくなる可能性があります。

この度の竜王戦はAbemaTVで中継していましたので、長時間観ましたが9時間経って47手までしか進んでいませんでした。この時間がかかりすぎるのもファンが増えない理由の一つだと思います。そのあたりをどう改革するのか、どう乗り越えるのかが将棋の未来を作るような気がします。伝統と改革は難しい問題です。

2017年6月25日日曜日

下り坂の局面

今までの時代は伸びしろが少なくなったとはいえ、人口増に伴う経済発展や所得増大、高学歴化など右肩上がりの時代が続いて来ました。ですから人口減少による経済低迷や正規雇用減少、収入減少、消費低減などにどう対処して行けばいいのかが分からずにいます。

お寺も同じです。右肩上がりの時代は、みんなと同じ流れに乗って、あれが良いと言えば取り入れ、これも良いと言われれば何も考えずにやって来ました。それでも余裕で回っていたのです。しかし、右下がりになれば、なぜそうしたのかということを原点に帰って考えなければならなくなります。その時に残って行くものが本物ですが、いくつ残るのか考えると恐ろしくなります。

ほとんどのものが幻の上に成り立っていたのです。振りかえって見ると、要らないことに時間を費やし、労力やお金をかけていたものだと思います。手遅れかも知れませんが、すべてを見直してみたいです。
 

2017年6月24日土曜日

パソコンの寿命

使いやすいデザイン系のソフトが入っていたので、一台だけXPマシンを使い続けていました。ソフトは95時代からのものですから、20年くらい使っています。XPマシンも14年ぐらいになるでしょうか。最近電源部の調子が悪くなったので、そろそろ限界かなと思っています。本当は新しいXPマシンにすべてを乗り換えたいのですが、サポートが終わっているのでそうも行きません。

作る方もいつまでも同じパソコンを使われては、企業としてやって行けませんので、どんどん新しいものに変わっていくは理解出来ます。私の使い方であれば、XPで充分です。ワード・エクエルにしても、バージョンアップの度に配置が変わるので、毎回覚えなければならないのがつらいです。多分便利で使いやすくなっているのでしょうが、使いやすは慣れに勝るものはありません。

更新することはやぶさかではないので、昔バージョンのソフトを出していただけないかと思っています。
 

2017年6月23日金曜日

帰敬式での法名授与

昨年の伝灯奉告法要で帰敬式をされた方の法名一覧が本日届きました。8ヵ月経ってからですので、忘れたような頃と言えます。法名はお釈迦様のお弟子になったことの証であり、浄土真宗に帰依したことを表すものです。京都西本願寺で朝のお勤めの後、ご門主による帰敬式を受けて授与されるものです。毎日行われていますので、申請をすれば受式可能です。

法名は住職から受けると思っておられる方もあるようですが、通常所属寺の住職が帰敬式を行なって法名を授けることは出来ません。生前に帰敬式をお受けになっていないご門徒さんがお亡くなりになった場合に限り、ご門主の代理として帰敬式を行ない法名を授与することが出来ますが、イレギュラーな方法です。

一人で京都に行って法名をもらうのはどうもという方は、養源寺が西本願寺に参拝する念仏奉仕団などの活動に合わせて皆さんと一緒に受式することが出来ます。ここ三年で見ますと十九名の方が本山で帰敬式を受けられました。それぞれに経文からとられた法名二文字が使われています。法名は生前に受けるものということを知っていただきたいと思います。

 

2017年6月22日木曜日

門徒会館での納棺・通夜

門徒会館で同じ町内のご門徒さんの納棺勤行・通夜勤行を勤めました。ご自宅や葬儀社の会館で納棺を行う場合は納棺勤行を省略することも多いのですが、門徒会館の場合は必ずお勤めします。今日は3時ごろにご遺体が運ばれ、清拭・メイクのあと納棺いたしました。夕方6時からは、通夜をお勤めしました。当初は家族葬ご希望で町内からの弔問もご辞退されそうな様子でした。ご家族がお寺においでになったとき、家族葬という名前の葬儀があるわけではないこと、昔からあったごく身内で行なう葬儀を、近年になり家族葬と呼ぶようになったこと、家族葬であっても弔問客は受け入れなければならないこと、町内には顔見知りの方もたくさんおられるので、町内には訃報を流すべきであることなどをお話しし、一般的な葬儀とすることになりました。
最近は誰にも知らせないような葬儀を望まれる方がありますが、年末の年賀欠礼のハガキで亡くなられたことを知ったという方もありますので、弔問客がいつまでも続くというようなことが発生します。葬儀というのは家族だけのためにあるわけではありません。家族と言えども故人の人間関係をすべて把握しているわけではありませんので、誰かのお別れの機会を奪うことにもなりかねません。出来れば昔ながらの普通の葬儀をされるのが良いかと思います。

2017年6月21日水曜日

僧侶の誕生

午前中に浜野佐知監督と脚本家の山崎邦紀さんがお見えになり、叔母山名礼子の仏前の手を合わされました。礼子叔母とは尾崎翠の映画に出演したことが縁です。その当時の思い出として、大女優白石加代子さんの向こうを張って演技していたというお話しを聞きました。
午後からは養源寺の門徒であった方が得度を終わられ挨拶に見えました。岡山の曹洞宗のお寺の檀家でしたが、浄土真宗の教誨師にあこがれ、自ら僧侶の道を目指されたものです。今から6年ほど前にふらっとお見えになり、お話しを聞いて養源寺のご門徒としてお迎えしました。そこから先は中央仏教学院の通信教育専修課程を3年間勉強され、この6月に得度されたものです。早速本堂で僧侶としての初のお勤めを行ないました。
得度習礼は随分きつかったようです。正座による足の骨折や筋肉の断裂など結構な負傷者が出たと言っておられました。彼は声明が難しかったようで、課題テストに4回も落ちたということでした。あまりの厳しさに夜、涙したことがあったということでしたが、よっぽどつらかったのでしょう。でもそれを乗り越えて来られたのですから立派だと思います。近いうちに養源寺の僧侶4人で本堂でお勤めしたいと思います。

2017年6月20日火曜日

葬儀の依頼先は

一般社団法人日本消費者協会が2017年1月に発行した「葬儀に関するアンケート調査報告」によれば、葬儀に関する依頼先について次のような現状が浮かび上がりました。多いほうから順に、葬儀社66.5%、冠婚葬祭互助会15.4%、農協・生協・漁協7.8%、寺・神社・教会2.6%、インターネット上仲介業者0.7%、市町村(自治会)0.5%、町内会・組・講0.2%となっています。

実態は互助会も葬儀会館を持っていますので、葬祭業者としてまとめれば、81.9%の依頼を受けていることになります。

年間の葬儀件数を約130万件として見ると、お寺神社教会で葬儀を勤める件数は約3.38万件です。直感で8割をお寺で行なうとしても2.7万件となり、寺院数7.5万から見ると、一寺院あたり0.36件と年間1件にも満たないことになります。そんな中で年間70件~80件の葬儀を勤めておられる寺院が数件あります。

今後の予測として現在の約130万人の死者数が2038年に約170万件とピークを迎え、その後低減し2050年を過ぎると減少して行きます。つまり今後40年くらいは死亡者が高止まりとなることが考えられます。この間に寺院葬を定着することが出来るか、あるいは葬儀以外の収入の道を確保することが出来るかが寺院存続のカギを握ることになるでしょう。
 

2017年6月19日月曜日

生協県連退任役員の会



 
一年に一度の鳥取県生活協同組合連合会の退任役員の会が開かれました。どちらかというと懇親会が中心ですので、午後五時開会は結構きついです。二次会を含めて五時間は飲んでいました。開始時間をもう少し遅くしてもらいたいと思います。

今年が七回目の退任役員の会です。第一回目と比べるとずいぶんメンバーが変わりました。退任後の会ですので仕方ありませんが、この七年間で、お浄土に行かれた方が少なからずおられます。出るたびに寂しさを感じます。

二次会は大いに盛り上がりました。冗談半分に言ったラジオ体操第四の話題で盛り上がり、その動画を見てはじけました。こんなたわいないことで盛り上がるのは楽しいです。その後、昭和32年に就職した方の話しを聞きました。残念だったなあ、去年まではいいところに連れて行ったのにということでした。いわゆる赤線の廃止でした。その後彼に何があったのかは書けませんが、おおらかな良い時代だったようです。太宰治の命日の今日、本当に心地よいひと時を過ごすことが出来ました。
 

2017年6月18日日曜日

睡眠負債の返済

今夜のNHKスペシャル、ご覧になりましたか?睡眠負債の怖さが分かりました。ガンになるリスクや認知症になるリスクが非常に高まることが分かりました。心配事があって眠られないとか、職場に行くため朝起きる時間が決まっているので、気になって十分に寝れない時に体調を崩すのは原因があったことがよく分かりました。

ガンや認知症だけでなく、あらゆる病気の発生率を高めていることが分かりました。ひょっとしたら、睡眠負債が多くの病気の原因だったかも知れません。子供の問題行動も睡眠負債の可能性がありそうですし、犯罪の原因も関係あるかも知れません。

睡眠負債の解消も方法があることが分かりました。適正な睡眠時間を確保することで負債が少しづつ返済できるようですし、15分くらいの昼寝も効果的なようです。また、快適な睡眠を得るためには、ベッドでのスマホは厳禁です。ブルーライトという強い光を浴びることは眠りにくくしているようなものです。テレビを見ながら寝るのもよくないということですので、眠るときは電気をすっかり消して、頭を空っぽにすることが良いようです。
 

2017年6月17日土曜日

睡眠負債

初めて聞いた言葉ですが、最近問題になっているようです。多少の睡眠不足はありますが、次の日にしっかり寝れば元に戻るので睡眠不足はリセットされたものと思っていました。しかし実際はそうではなく、1回の睡眠不足は体の中に残っていて、負債として溜まっていくというのです。
こんなことは聞いたことがありませんが、明日18日の夜9時から始まるNHKスペシャルでじっくり解説していただけるようですので、睡眠が気になる方はご覧になって下さい。また、NHKのサイトでもあなたの睡眠がチェックできるコーナーがありますので、今の睡眠が問題ありかどうかチェックして下さい。また、明日の番組では、快眠方法についても教えてもらえるそうですので、必見ですね。


2017年6月16日金曜日

2025年問題

2025年問題という言葉をご存知でしょうか?これは戦後のベビーブームに生まれた子供たちが後期高齢者になるときの問題をあげて作られた言葉です。私もベビーブームの中の団塊の世代に入ります。団塊の世代とは、1947(昭和22)年から1949(昭和24)年に生まれた人々を指します。この3年間で806万人のこともたちが生まれました。1年間に換算すると約270万人です。昨年の出生数が98万人であったことと比べると、異様な数字と言えます。

小学校のひとクラスが55人を超えていました。私の行っていた遷喬小学校は1,000人くらいの児童がいましたが、今は全校で100人くらいのものです。減り方もすさまじいものがあります。

2025年には、団塊の世代の全員が75歳以上となります。いわゆる後期高齢者です。後期高齢者になると前期高齢者と違い身体機能の衰えが顕著になり始めます。どういうことが起こるかと言いますと、認知症を患う高齢者の増加、介護を必要とする高齢者の増加、死亡者数の急激な増加などが起こり医療費財源の確保、介護従事者の人手不足などが深刻な問題となります。また、団塊の世代が都市部郊外に建てた一戸建て住宅が一斉に空き家になり始めます。これらの問題は、今手を打っておかないと大変なことになるのは目に見えています。仮想敵国が攻めて来る前に内部から崩壊するのは火を見るより明らかです。税金をどう使うべきか早く結論を出しましょう。
 

2017年6月15日木曜日

ルーツを知りたい

夕方86歳の大阪在住の女性から電話がありました。羽田さんと名乗られました。用件は自分の孫世代にあたる人からルーツを知りたいという話しがあり、50年以上前の自分の記憶を頼りに電話してこられたものでした。記憶では鳥取市にある浄土宗の養源寺というお寺ということでした。養源寺という名前は合っていますが、浄土宗ではありませんと話しました。

鳥取大地震の時、多くの墓が倒れて羽田家の墓も倒れてしまい、50年以上前に鳥取に来たときには、墓地に大きな穴が掘ってあってそこに墓が積み重ねて置かれていたとおっしゃっていました。親も連れ合いも全部亡くなっているので、その当時のことを知ってるのは私しかいなくなったとも話しておられました。もし、ここが先祖の菩提寺であるなら孫と一緒に訪ねたいとのことでした。

とりあえず近日中に過去帳を調べて見るので、その結果を見てまた連絡することにしました。この方以外にも時折ルーツを調べたいということで電話がかかって来たり、弁護士事務所から手紙が来たりします。生活が安定し、一定の年齢になると先祖を調べたくなるようです。古い過去帳を見たところ寛永年間に羽田家のルーツらしい人を発見しましたが、今から400年くらい前のことですので過去帳をうまくたどれるか自信がありません。それにしても過去帳を全部調べるのは根気のいる仕事です。
 

2017年6月14日水曜日

時間の使い方

今はお寺の仕事だけなので時間はたっぷりあると思っていますが、結構仕事がたまっていて、手が付けられない仕事もずっと残っている状態が続いています。完璧主義者ではありませんが、割ときっちり仕事をしたい方なので、一つの仕事に時間がかかります。

しかし数年前から手を抜く方法を考えることが出来るようになりました。例えば経理を例にあげると、銀行通帳、出納簿、領収書は、順番をすべて統一して、誰が見てもすぐわかるようにしていました。確かに税務検査のときは短時間で調査出来るというメリットはあります。しかし、通常は遡って調べることはありませんので、領収書は月単位で仕分けしてあれば、遡って調べてもそれほど時間がかかるわけではありません。また例えば本堂にお供えの花ひとつにしても、これは護持会の花代、これは宗教法人の花代と言うふうに、護持会の予算に合わせて花代を計上していました。しかし考えて見れば、護持会の予算で年間の花代を賄えるわけではなく、全体の花代の10%ほどしか護持会の予算はないので、決算時に宗教法人の経費を護持会予算に合わせて振り替えれば済むことです。一つひとつの領収書を護持会と宗教法人に分けることも必要ありません。

このように見て行くと時間短縮出来る仕事や方法があることに気付きます。それが出来るようになればしめたもので、時間が有効に使えるようになります。

中にはパソコンでなく手書きの方が早いものもあります。全部パソコンと思わなくともよいのですが、その意識が無くなってしまっているのに気づきました。便利だと思ってしていたことが、実は時間を浪費していたということが分かるようになりました。
 
 

2017年6月13日火曜日

ワイン試飲会


1年ぶりに8回目となるワインの試飲会を行ないました。今回は昨年と同じく広島からワインハウス・ゲアハルトの中村さんに、重たいワインケースを持って来ていただきました。今日は鳥取県中部を回られたみたいです。夜7時30分からの開始となりました。

まずは白4本を試飲しました。写真では右から順番に飲みました。一番右はシャブリですが、好みで言えば白は2番目と3番目でした。白の次は赤です。欲しいと思うものばかり3本続きました。赤は家でも寝かせておくことが出来ますので、ゆっくり飲めます。そのあとは貴腐ワインやアイスワイン、デザートワイン系をいただきました。おいしいですが高いです。

結局今回は30本購入しました。お店で飲むと5桁するであろうワインを、リーズナブルに買うことが出来ます。また、試飲してから買いますので失敗がありません。これからも続けたいと思いますが、あとはお金が続くかどうかです。今回で1年間はゆっくり楽しめるワインをいただきました。
 

2017年6月12日月曜日

こども未来ネットワーク


 

特定非営利活動法人こども未来ネットワークの総会が淀江町の文化センターで開催され、鳥取在住の2名の役員の方と一緒に参加して来ました。設立以来初めての赤字となった27年度を受けての28年度は皆さんの努力により赤字解消の目途が立ったということで、再スタートを切るのにふさわしい年度となりました。事務局のある倉吉市は昨年の鳥取県中部地震により甚大な被害を受けましたが、当法人も事務所移転の必要に迫られています。

行なっている事業は、子どもとアートプロジェクト、子どもとメディアプロジェクト、子どもと遊びプロジェクトなど細かく書き切れないほど多種にわたっていますので、詳細はホームページをご覧下さい。

 総会終了後「スマホ時代の子育て」と題して、渡部理事長よりミニ講演を受けました。テレビやスマホは乳幼児には必要のないもので、大人がそれらに夢中になることにより子育てに弊害が出て来ることが分かりました。講演の中で絵本「ママのスマホになりたい」と、紙芝居「メディアスタート」を観ましたが、分かりやすく身につまされる話しでした。

リビングの一番いいところにあるテレビを寝室に移したところ、子どもとの会話が増え、リビングが広くなりのびのびと遊ぶようになったという体験談を聞きました。一家だんらんの場所にテレビがあるのは普通と思っていましたが、テレビの代わりに仏壇を置けば一番いいのではないかと思った次第です。
 

2017年6月11日日曜日

分かれ道

午前中、鳥取因幡組仏教婦人会連盟の総会に出て、午後からは当山で行なわれた鳥取西高卒業50周年記念同窓会の幹事会に出席しました。そして夜は四七日のお勤めをしました。仏婦の総会でも話しをしたのですが、これからのお寺は、江戸時代初期までさかのぼって、葬儀・法事をしないコミュニティスポットとしての道を探るか、それとも葬儀・法事に特化したお寺になるかの選択を迫られると思います。

葬儀・法事に特化したスタイルの見本を長野県松本市にある神宮寺に見ることが出来ます。葬儀に適応したホールも持っておられますし、食事・供花などもすべてお寺で手配できるという葬儀社に勝るとも劣らない仕組みを持っておられます。さらに葬儀社であれば、無料で葬儀をするということは考えらえませんが、資料を見るとお布施も含めゼロ円で葬儀をされている方が数人いらっしゃいます。これを見てもお金のためではないことが分かりますし、見れば見るほど心を込めた葬儀をなさっていることが分かります。

この心がお寺を支える人々を作っているのだと感じました。近々行われる龍谷大学での特別授業を聞くのが楽しみです。

2017年6月10日土曜日

初七日のお勤めをしました

叔母の初七日を勤めました。七日ごとのお勤めのことを逮夜参りといいますが、逮夜というのは前日の夜という意味です。叔母の場合は無くなったのが日曜日でしたから、前日の土曜日の夜が逮夜となります。ですから毎週土曜日が七日ごとのお勤めとなります。

初七日法要のお参りは親族のみということが多いのですが、今夜は家族以外で6名の方のお参りがありました。私のほとんど知らない人でした。叔母には叔母の世界があり、この年になっても、駆けつけてくれる人があるのです。初七日までの間にも、何人も訪ねて来られた方がありました。仕事を辞めようと相談したところ、今は絶対辞めてはいけないと説得されたとか、本当に困ったときに助けてもらったという話しを聞きました。

歓迎会より送別会が賑やかいのこそ、その人の評価だと聞くことはありますけど、誕生祝より葬式の方が賑やかいというのは聞いたことがなかったです。今頃は照れて頭を掻いているかも知れませんね。
 

2017年6月9日金曜日

研修会の講師選びが難しい

鳥取因幡組の執行部会を開催しました。今回は研修会関係の日程と講師選定に時間を割きました。日程については、各寺院の行事を参考にしながら決めて行きますが、19のお寺すべての行事日程と重ならないように設定するのは至難の業です。それでも間を縫うようにして、9月、12月、3月の日程を決めました。

当面の研修は僧侶研修会、すべての門徒を対象とした実践運動推進研修会、寺院実務を中心とした研修会の三つです。本山や教務所が推薦する講師を招いて行なえば、講師料が無料であったり、テーマで悩むこともないのですが、今までの経験から言うと受けて良かったと思える研修になることはあまり望めません。どちらかというと研修を消化したという感じになります。

同じやるならこの人の話しを聞いてみたいとか、このことについて学びを深めたいというような研修会にしたいと思っています。とくに一度も聞いたことのないような講師を選ぶことは避けたいと思っています。自分が研修を受けて見て、この人ならと思える人を呼んで、中身のある研修をしたいと思っています。

私が関わっているあるサークルには、自分たちが呼ふ劇団や楽団、大道芸などのパフォーマンスを事前に見せてくれる集会があります。ワインで言うと試飲会です。お寺の研修会でも事前に講師の話しを聞く集会があればいいと思います。 

2017年6月8日木曜日

iphoneのミラーリングが無線で


便利な機器が出来たものです。半信半疑でしたがfacebookで発見したミラーリングの機器を購入して見ました。昔はパワーポイントを利用したプレゼンは、パソコンを演題の上に置いて使うのが定番でした。数年前から私はiphoneを使ってプレゼンをするようにしていましたが、HDMIのコードが少し太いので何とかならないものかと思っていました。

パソコンでは無線で画面を飛ばせる機器を持っていましたが、iphoneでは使えませんでした。Iphoneの端子はLightningコネクタですが、アンドロイドが汎用性の高いUSBなのに対し、なぜLightningにこだわるのだろうと思っていました。Lightningは表裏がないので便利ですが、それ以外にアップルの認証制度により性能が保障されているというメリットがあります。ただし値段が高いのが残念です。ですからHDMIをLightningに変換するアダプターも5,000円以上します。見た目は100円ショップに売っていそうな感じです。

この度の機器は、HDMI端子にwifi機能とダイレクトリンク機能がついていますので、無線で二つの接続方法が可能です。Wifiがあるところではルーターを介して接続します。ないところではiphoneから直接Ezcastproに接続します。そのほかにもいろいろな使い方がありますが、コードレスでプレゼンが出来るのは夢のようです。このおかげで、プロジエクターとiphoneだけ持って行けば大画面でプレゼンテーションが出来るようになりました。 
 

2017年6月7日水曜日

お寺の役割り

お寺が葬儀に関わるのは当然ですが、この度叔母の葬儀を通してみて、お寺の関りはほんの一部であることがよく分かりました。それに比べ葬儀社は、看取り直後から遺体の搬送、清拭、納棺、役所への手続き、火葬場の手配、葬儀進行、お斎、死亡後の事務手続き、グリーフケアまで遺族のお手伝いをされます。

当山の場合は門徒会館や本堂を使いますので、葬儀社の方の動きがよくわかるのですが、葬儀が終わった後どういう取り組みをしておられるのかは分かりませんでした。実際は葬儀が終わっても一段落というわけには行きません。銀行口座の復活手続きや役所への各種手続き、相続の問題などやらなければならないことがたくさんあります。しかし、お寺はそういう事の相談にのって来たでしょうか。そういう事のノウハウを持っていたのでしょうか。
今回喪主となり、葬儀を経験して見て、喪主の戸惑いが分かりました。これからは看取りからグリーフケアまで関わることが出来るようなお寺を目指して行きたいと思いました。

2017年6月6日火曜日

騙されやすい血液型

こんなものが載っていましたので紹介します。著者は草彅健太さんです。
■第1位 B型……なんでも鵜呑みにしてしまう
 その素直さで愛されるB型ですが、素直すぎて人から言われたことは全部信用してしまいます。周りから「それ怪しくない?」と注意されても、楽観的に考えてしまうので聞く耳を持ちません。だまされたとわかった瞬間は激しく落ち込みますが、切り替えが早いのですぐに忘れます。そのため、似たような手でだまされてしまうことも多いのです。
■第2位 O型……信じている相手は疑えない
 O型は仲間意識が強く、お人よしです。家族や友達は全面的に信じているので、怪しい雰囲気の話でも、「この人が私に変な話を持ってくるはずがない」と、疑うことをしません。だまされていたことがわかってからも、「何か事情があるんじゃないか」と相手を心配してしまうくらいです。
■第3位 A型……うまい話は、まず疑う
 真面目なA型は、うまい話や儲け話は、何か裏があるのでは……? と疑ってかかります。とはいえ、波風を立てるのが好きではないので、たとえ何か誘われたとしても、答えは曖昧に濁して終わらせ、信頼できる友人に相談。やっぱりおかしいよねと決まれば、そのままそっと距離を取るのです
■第4位 AB型……大抵のウソはすぐ見抜く
 論理的思考にたけているAB型。相手の話を聞いておかしいと感じたら、徹底的に問い詰め、大抵のウソはすぐ見抜いてしまいます。そのためだまされることはめったにありませんが、普通の話でも同じようなスタンスで聞いてくるので、周りは「もうちょっと肩の力抜いたら?」と思っているでしょう。

2017年6月5日月曜日

最愛の叔母の葬儀を勤めました

おかげさまで叔母の葬儀を恙無く執り行うことが出来ました。私に大きな影響を与えた叔母ですが、同じように大きな影響を与えらた方々がおられます。皆さんが叔母からDNAを一つづついただいたようなものです。私は叔母のこの部分、あなたは叔母のこの部分というふうに影響を受けたのです。
考え方によると、そういう影響を受けた人々のDNAを寄せ集めることが出来れば一人の叔母が復活すると思いました。人は死んでも死なないという言葉がありますが、まさにその事ではないかと思いました。
それ以外にも、地球上の炭素の量は地球が生まれた時から全く変わっていないという事です。という事は、自分の体を形作った炭素は、自分が無くなった後は何かになって生かされているのだと思えます。虫になるのか、花になるのか、木になるのか分かりませんが、形を変えて生まれ変わっているのは事実だと思います。仏教の教義は分からなくとも、輪廻転生とはそういう事だと思えれば、お浄土の世界も味わうことが出来るようになります。

2017年6月4日日曜日

叔母の旅立ち

昨夜テニスの全仏オープン男子シングルス3回戦、錦織圭VSチャン・ヘヨンを見ていましたが、7-5 6-4 6-7 (4-7) 0-3となり、錦織圭危うしと思ったところ、雨のため中断となりました。中断の待ち時間を利用して、卓球世界選手権の混合ダブルスの決勝戦である日本VS台湾の録画中継が流れることになりました。

吉村真晴/石川佳純組が陳建安/鄭怡静(台湾)組と対戦する白熱の試合です。日付が変わった頃お寺の電話が鳴りました。一瞬嫌な予感がしましたが、受話器をとったところ、叔母が危ない状態だとのことでした。すぐにタクシーを呼んでケアハウスに向かいました。

午前025分の往生でした。しばらくの間語り掛けましたが、返事はありませんでした。満で93歳と4か月の人生でした。私は幼い頃は叔母の子供のように愛されました。大きくなってからは、人生や政治、平和について大きな影響を与えてくれました。正義感が強く、友達の人生を自分の事のように喜び悲しみ、物欲のない叔母でした。そのせいか友人がたくさんいました。今日は沖縄出張のため来れなかったけど、叔母を愛してくれている東京在住の方がおられます。沖縄の帰りに鳥取に来てくれるそうです。何故か分かりませんが叔母の熱烈なファンがいます。
この度は、経験したことのない喪主と導師を合わせてやることにしました。法話が喪主挨拶と説法を混ぜたようなものになりますが、ご容赦下さい。

2017年6月3日土曜日

素人の趣味はどこまでも

銀行マンを務めあげた方の三回忌のお勤めをしました。子供さんがおられないご夫婦だったので、退職後はそれぞれが趣味に生き甲斐を持っておられたようです。クラシックを聴くことと歴史研究、プラモデル作りが趣味だったようで、一部屋はまだプラモデルの箱で埋まっているという事でした。残された奥様にとっては何の興味もないものらしいですが、ご主人のものであったということで捨てられないようです。

知人にコレクターの方が何名もおられますが、アマチュアといえども侮れない方がおられるのはびっくりします。木彫りの人形作家の方は三部屋を創作した人形の置き場にされています。レコードやCDを集めている方は多いと思いますが、2万枚とか3万枚という規模になると、家が傾くのではないかと心配になります。陶芸が趣味の方もありますが、工房専用の家まで手に入れてしまって本業はどうなるのだろうかと心配しています。

世間話をしている範囲であればわからないのですが、何かのきっかけで趣味を知ることがあります。自分の趣味のことになると皆さん饒舌です。聞いたことのない専門用語や苦労話が次から次に飛びだして尽きることを知りません。

趣味があるという事は良いことだと思います。そこから住む世界がどんどん広がって行きます。釣りバカ日誌の浜ちゃんではありませんが、趣味を通じて年齢や地位などを超えた人間関係が生まれます。健康に留意して趣味を続けることにしましょう。 

2017年6月2日金曜日

法事参拝者の減少傾向

週末になると法事というのは、昔からのお寺の風景ですが、お参りの人数が減って来たことに改めて気づきます。それは控室を準備するときに、襖を外して大部屋に展開することがめっきり少なくなったことです。三年ほど前までは月に四、五回襖を外していたのですが、最近は月に1回もないくらいです。

少子化になったことも原因していますが、高齢によりお参りが出来なくなった方が多くなったことも理由の一つです。また、昔のような親戚付き合いが少なくなり、最小単位の家族だけで法事をすることが多くなったためだと思います。

親戚付き合いがなぜ少なくなったのかを考えて見ますと、煩わしいと考えている人が多くなっているようです。また、冠婚葬祭の付き合いはお金がかかるものです。非正規雇用が多くなっている現代はそういう出費を減らしたいと思っているのかも知れません。それ以外にも現代は離婚、引きこもり、うつ病、認知症介護などあまり人に知られたくない事情を抱えている人も多くなっています。親戚が集まる場に顔を出すことで、気まずい思いをしたくないのかも知れません。

昔は葬儀、四十九日、一周忌くらいまでは同じくらいの数の親戚が集まっていたものですが、今は日を追う毎に人数が減っています。一周忌は一家族だけという法要も珍しくありません。また、二つの法事をまとめて勤めるということも増えて来ましたので、簡略化がどこまで進むのか気をもんでいる今日この頃です。

2017年6月1日木曜日

衣替えの時節です

今日から衣替えです。お寺ではすべての法衣が冬用から夏用に変わります。衣の下に着る白衣、布袍、黒衣、色衣、輪袈裟、五条袈裟、七条袈裟まで衣替えです。衣替えとなると今まで使っていたものは洗濯することになりますが、一般の洗濯屋さんではなく衣専用の京都の洗濯屋さんに出します。袈裟類は出しませんが、衣類はまとめて出します。ですから1回の洗濯代が数万円になります。二代三代にわたって着るものですから、必要なことだと思います。

それから賦課金という上納金を納める月でもあります。本山、山陰教区、鳥取因幡組の三か所に納めなければなりません。遅くとも七月中に納めることが前提になっていますので、五月の税金を含めるとかなりの出費となります。

本山や教区はこの賦課金で成り立っていますので、払わないというわけには行きません。支払いが七月を過ぎますと、例えば総代さんの交代手続きなど様々な手続きや、宗門における選挙権などの行使が支払うまで出来なくなります。お布施の減少など寺院経営の悪化などへの対応は仕組みとしてほとんどなく、自助努力に任されているのが現状です。
門徒数の減少など、今後急激な寺院環境の悪化が見込まれますので、賦課金の在り方だけでなく、末端の寺院と本山の関係の在り方、中間組織である教区の在り方、最小単位の組織である組の在り方などが議論されることになると思います。寺院レベルでの統廃合にとどまらず、組織の再編成などが俎上に上がるかも知れません。