2017年4月18日火曜日

終活の目的

終活とは人生を終えるにあたっての活動ということだと思いますが、今の風潮を見ていると、必ずしも余命がはっきりしている人だけのものではないようです。例えば人生85年と考えて、そこに向けて準備をするというような感じがします。根底にあるのは、人に迷惑をかけたくない、自分で出来ることは事前にやっておくということのようです。しかし、どんなに頑張っても自分の葬儀を自分でやるわけには行きません。棺桶にも自分の足で歩いて入るわけには行きません。結局誰かの世話になるのです。

世話になるのが業者だけであれば、ビジネスとして考えれば済むことで、迷惑にはなりません。業者にも出来ないことはいろいろあります。それが家族、親族のやることです。普段から迷惑にならない人間関係を作っておくことで避けれられます。一番いいのは菩提寺の世話になることです。近頃はお寺で葬儀が出来るところも増えていますので、一度頼んでみて下さい。

お寺であれば、今までの長い付き合いがあったり、奉仕作業を手伝ったり、法座に出たり、総会に出たりなど何らかのつながりがあると思います。また、今はなくともご先祖はあったかも知れません。葬儀のお勤めを、お寺が迷惑に思うことはありません。そしてお寺がリーダーシップをとることにより、ご家族やご親族に抵抗なく手伝ってもらえます。いい思い出にもなるでしょう。そこには人のつながりがあり、迷惑と言う気持ちは存在しません。
もしあなたが終活ということを考えておられるなら、その中心にお寺を置いて考えて見て下さい。


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