2017年3月2日木曜日

防災ヘルメット


最近北海道から九州まで各地で地震があり、なんとなく嫌な気持ちがしています。日本に住んでいる以上、大きな地震に遭遇することも覚悟しておかなければなりません。昨年は町内の自主防災会で地震から身を守る研修をしましたが、その5日後に震度6弱の鳥取県中部地震を体験しました。研修の内容を反芻する間もないくらいのタイミングでした。本当に地震は時と場所を選びません。 

間もなく東日本大震災で尊い命を失われた方の七回忌がやって来ます。テレビでの衝撃的な映像は、忘れることが出来ません。津波とはこれほど恐ろしいものかと思いました。鳥取市服部というところに津波橋という名前の橋があります。海岸からは3キロ以上離れていると思います。昔は何でこんな名前がついているのだろうと思っていましたが、今はわかります。 
 
町内の副会長をして9年目になりました。このたび町内では、全世帯に一個づつヘルメットを配ることにしました。市の補助金を利用しますので、町内の負担は軽くて済みます。地震による被害を見ますと、一番多いのが上からものが落ちてきてケガをしたり、押しつぶされたりすることです。逃げるにしても、頭を守らなければなりません。そのために防災グッズとして、今回はヘルメットを選びました。 

注意したいのは、ヘルメットにも耐用年数があるということです。今回購入したものはFRPで出来ています。船体などにも使われているFRPはガラス繊維などの繊維をプラスチックの中に入れて強度を向上させたものですが、それでも5年くらいで交換することが必要です。見た目は何ともないので、そのまま使えそうですが、いざという時に頭を守ることが出来なければ意味がありません。 

一人に1個必要ですので、それ以上は町内で斡旋したいと考えています。2,000円で命を守ることが出来れば安いものです。

 

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