2017年9月21日木曜日

お寺とお布施

夏に龍谷大学で高橋卓志さんの講義を受けたとき、自己紹介で子供の頃はお寺に生まれたのが嫌でしたと言ったら、理由を尋ねられました。ころも姿を同級生に見られるのが嫌だったのと、なんとなくお寺という職にプライドが持てなかったと言ったら、私も同じでしたと言われました。

お寺というのは目に見えるものを生産したり、やり取りする職ではないので、何をしているのかは子供にはわかりにくかったと思います。ただ他人からお布施をいただいて生活して行けるのだということは何となくわかっていました。まあどちらかというと恵んでもらっているという感じでした。ですからプライドが持てないというのはわかります。

考えて見ればお彼岸に入った昨日今日でも、お供えとして財施を持って来られる方もあれば、お菓子のお供えを持って来られる方やお花を持って来られる方、墓地の草を取りに来られた方など、これらはすべてお布施です。客観的に見ると自主的にお布施を持って来られるということはすごいことです。今の世の中は、お金を払うということは、一般的に結果に対してその対価として払うことがほとんどです。たまには結果を期待して払うということもありますが、それは結果の先取りのような形です。しかしお寺の場合はそれと違います。具体的に何かを期待してというものはありません。存在そのものに対してお布施という形で生活が成り立つ職というのはほかにあるのでしょうか。住職という言葉の意味に重みを感じます。 

2017年9月20日水曜日

ラジカセブーム


カセットテープが若者に人気らしいです。レコードよりカセットの方がいいと言います。私の部屋には、未だに300本くらいのカセットテープがあります。初めてカセットを手にしたのが大学2年の時でした。平置きのラジカセで、主な用途はラジオの録音でした。それまでは、テープレコーダーと言って、CDくらいの大きさのリールにテープが巻いてあるものを使っていました。初めて自分の声を聞いたのが小学校1年生の時でした。自分の声とは信じられませんでした。
カセットの良さは、音楽が目で見えるところです。テープの長さが音楽の長さということです。そしてテープの裏表が使えるので、CD2枚分が1本に入ります。音もまずまずで、今聞いても遜色はありません。
ラジカセはもう作っていないだろうと思っていましたが、今年発売のSONYの新製品がありました。いわゆるCDラジカセというやつで、コンパクトなのに多機能でいい音がします。値段も1万円強というところです。レコードより取り扱いが簡単なのがいいですね。



2017年9月19日火曜日

選挙の大義

どうやら衆議院選挙が近いらしいです。衆議院の解散は、総理の専決事項ですから誰も止めさせることは出来ません。内閣不信任案が可決されれば、内閣総辞職か衆議院の解散のいずれかを選ぶことになりますが、総理が解散と言えば解散しかありません。

参議院は解散がないので、内閣府委任案を出すことはありません。可決しても何の効力もありません。参議院は短期で解散することもある衆議院を立法機関として補完する役割があります。マスコミは解散の大義と言っていますが、大義がなくとも解散は出来ます。

任期途中で解散する理由は一つです。解散したほうが自分に有利になると考えているからです。今回は、対抗政党民進党が選挙を戦える状況にないこと、旗揚げした新党の準備が整う時間を与えないということ、野党統一戦略が組めないタイミングであることです。

言ってみれば戦争と同じで、勝つために一番効果があがる戦略を選んだということです。青写真は万全でも、選挙は水物ですから、何が起こるかわかりません。過去にも予想外のことが起こっています。大義という言葉に惑わされず、党利党略だと考えたほうがわかりやすいと思えます。
 

2017年9月18日月曜日

第13回寺子屋コンサート



10月9日に行う寺子屋コンサートのチラシが出来ました。何故か年々多忙になるのでチラシつくりも手を抜いています。じっくり作りたいのですが、仕方ありません。コンサートも13回目となりました。早いものです。今年は鳥取大学生のHarucaさんをゲストに呼びます。養源寺であった恩師の法要に出られて、歌を披露されたのがご縁でした。スタンダードなフォークを歌われます。
コンサートのチラシを送るのは、ご門徒さんとお寺の近くに住む人と、昨年参加された方だけです。それ以上に案内すると本堂に入りきらなくなりますので、フェイスブックやツイッターでは告知しません。
サラリーマン時代を含めると大須賀さんのコンサートは、ホテル時代に4回、全労済時代に1回、お寺で12回の計17回になります。住職をいつまでもしているわけではありませんので、私が手掛けるお寺でのコンサートも残り数回となります。最終回は、三会場で行ない観客が移動する形式をとりたいと思います。
次は後継住職の時代になります。どういうお寺にするかは自分で考えればいいと思います。新しい世代を対象にした活動は、新しい人達でつくればいいと思います。私は残された期間、精いっぱい頑張ります。
 

2017年9月17日日曜日

お寺への相談事

今日は午前中一件、午後二件のご相談がありました。いずれもお寺やお墓に関わることでした。一件は高齢のお母さんを抱えているご家族からの相談で、今までどこのお寺とも縁なかったということでした。万一の時のことを考えると不安になって、親類の葬儀の時、参列させてもらった養源寺を訪ねて見ましたとのことでした。
二件目は、お母さんのご遺骨を間借りのような形で親類のお墓に安置させてもらっているが、いつまでもそうしているわけには行かないということでのご相談でした。納めてあるお寺さんにお世話になるという方法もあるのですが、住居との距離的なこともあり、出来れば近くのお寺の世話になりたいとのことでした。
三件目はご門徒さんのご子息家族がお見えになり、親の体調が思わしくないので、万一の場合はどうすればいいのかの事前相談でした。昨年お寺でおこなった「通夜・葬儀体験会」の資料をお渡しして、詳しく説明させていただきました。
それぞれお聞きになりたいことは違っていましたが、私が思う墓を守るということの意味とか、お寺の役割とか、葬儀のあり方などを話していくうち、少しショックを覚えられたようです。葬儀は葬儀社でやるもの、葬儀の形は決まったものである、費用が結構かかるなどの既成概念が入り込んでいて、話しを聞いていくうちに認識が変わって来たようです。彼岸が近づくと仏事に関する相談が増えてきます。しばらくはお寺を空けるわけにはいかないようです。
 

2017年9月16日土曜日

台風襲来

最初は中国大陸へまっすぐ行くかと思われた台風18号ですが、台湾の東海上あたりで直角に右カーブし、日本へ向かっています。このまま偏西風に乗って進めば、日本列島縦断コースです。勢力は徐々に衰えて行くでしょうが、もし九州西南部に上陸すれば大型で強いだけに相当な被害が予想されます。
今から台風の備えをしておく必要があります。まず墓地にある休憩用のテントを仕舞わなくてはなりませんし、境内にある植木鉢やバケツ類、掃除用具など風に飛ばされやすいものは家の中に仕舞います。墓にあるろうそく立て、線香立てなども飛ばされるので置き場所を変えます。台風が来るといつも思い出すのは、伊勢湾台風の時のことです。前のお宅から電話があり本堂の正面戸が倒れているというのです。慌てて父と本堂に行って戸を付け直し、二人で風が止むまで押さえていたものです。いま考えると柱と戸をまたいで材木で補強すれば、ずっと押さえている必要などなかったのですが、その時はなぜか数時間にわたって押さえていました。
今回の台風は雨風ともに強いようです。家の周りを点検して、危ないところは今から補強しておきましょう。無駄になってもよし。備えあれば憂いなしです。



2017年9月15日金曜日

事前準備と人のミス

いよいよ鳥取ライオンズクラブの認証60周年記念大会が明日になりました。私は総務を担当していますので、当日配布する記念誌の作成、名札の作成、式典席札、祝宴席札、土産用紙袋の名札の作成、席次表の作成、式典次第・祝宴次第の作成にかかわりました。何度も目を通したはずですが、いざ印刷して出来上がったものを見ると、細かな間違いに気づきます。今回も結局一部刷り直しという場面もありました。
やっぱりデジタルデータで見るのと、紙に印刷してから見るのとでは明らかに紙で見たほうが間違いに気づきます。今はPDFという印刷と同じ状態で見えるアプリがあるのですが、それでも画面上では気づきにくいです。
それともう一つの要因は、校正時の気のゆるみです。最終校正ではないからとつい気が緩んで見落としてしまうのです。細心の注意をどの時点で払うかもポイントです。常に細心の注意というのは無理なので、いちばん精神統一できたときに校正するのが良いと思います。
印刷してから間違いに気付くという法則は、私一人ではなく皆さん共通のようですので、科学的に解明すれば何かの賞が貰えるかも知れませんよ。